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ノンインレー(ノングインレー) Nong Inlay |
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場所 |
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高田馬場(高田馬場駅早稲田口徒歩2分)
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住所 |
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新宿区高田馬場2-19-7タックイレブン高田馬場ビル1階 |
電話 |
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03-5273-5774 |
営業時間 |
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12:00AM〜12:00PM |
席数 |
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15席 |
休み |
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年中無休 |
創業 |
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1998年12月 |
客層 |
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ミャンマー人8割。日本人2割。 |
特徴 |
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日本でも2軒しかない珍しい「シャン料理店」のうちの1軒。ミャンマー東北部に位置するシャン州のシャン料理に、お隣のタイ料理や雲南(中国)料理の影響が色濃くあることは、元来手を使って食べるミャンマー料理と違い、「箸」を使うことからもそれがうかがえる。また日本人には馴染みのある食材も多く、油っこくない味付けという点からも、ここは「日本人の口に最も合うミャンマー料理を食べさせてくれる店」と言えるかもしれない。 |
注) 看板にはノングインレーとカタカナで書かれていますが、正しい発音はノンインレーになります。
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今日のアトウ
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■ トーフートウ(豆腐の和え物)700円
短冊切りにした黄色い豆腐と、ニンニクや唐辛子、ネギ、シャンツァイ(香菜)等々を細かく刻んだものにラー油を加えて和えた、といった感じ。この豆腐、色は黄色でも味、舌触りともに日本の豆腐にそっくり!。薬味(辛味と香気)のバランスがとても良いので、豆腐の滑らかな触感とあいまって大いに食欲を刺激する。
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ノンインレーの自慢料理
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■ シャンカゥスエアイェー(シャンそば)800円
店に滞在した4時間ほどの間に、このカゥスエ(ラーメン)や下の2品を注文するミャンマー人が絶えなかった。オススメメニューだけのことはある。米の麺を使った定番のカゥスエの、これはシャン風で、他にもミャンマー風とも言えそうな「油そば」というのがあり、違いは明らか。一種トムヤムクンのような味わいのスープが爽やかだが、トッピングの豊かさに加え複雑なコクがあり、女性ならこれ1杯だけでも十分満足感が得られそう。これ以外にも、固める前のドロリとした熱い液状の豆腐を麺にかけたラーメン(名前は失念)も人気が高い。これもシャンならではのものなのだが、個人的には余り好きではない(地元シャン州で食べた記憶から)ので今回は遠慮した。
■ モーニンチンタミンジョー(高菜チャーハン)800円
「モーニンチン」とはシャン州特産の漬け物のこと。シャン料理を味わう楽しみの一つに、豆腐や納豆といった大多数の日本人にとって嬉しくも思いがけない食材との出会いがある。この漬け物も然り。刻む前の漬け物も戴き「これは京都のスグキですよ!」とつい叫んでしまった。日本語メニューに「高菜チャーハン」とあるのは、その名の方が日本人には馴染みが深いから?。テイクアウトして家族にも食べさせたいと思ったほど美味しかった。
■ トーフージョー(揚げ豆腐)500円
はじめのアトゥ、トーフートゥは生の豆腐だったが、これは約5センチ角にスライスした豆腐を揚げたもの。添えられたピリ辛のタレをつけずに、そのまま齧っても十分美味しい。油で揚げたことで中身がトロリとして、クセのないクリームチーズのような食感になっていた。豆腐の原料、つまり豆を見せてもらったが、「インド豆」だと言う。大きさ、形からは「レンズ豆」の一種ではないかと思うが確かなところは分からない。当然ながら、黄色い豆だった。
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おまけ
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■ シャンアィエ(シャン酒)
この勉強・取材にアルコールは無しのはずだったのに、基本ルールを破ってまで一度は試してみたかったお酒です(言い訳かな?)。とにかく男性は元気になるよとお客さんたちまでが口々に……でも、女性が飲んでも「うーん、これは効きそう!」と思えるほど数種の薬草の香りが満々、度も強いお酒だった。地元では特にお年寄りが好んで飲むそうな。では若者は?と訊いたら、薬草を入れない酒(見た感じでは焼酎のような蒸留酒)をそのまま飲むとのこと。
■ ンガピョーディーサヌィンマキン(バナナパンケーキ?)
このデザートとジュースは店からのサービス。ンガピョーディーサヌィンマキンは、バナナとココナツ、そしてパイナップル等を、シュエジーに練り込んで焼いたもの。シュエジーとは「小麦粉にする前のもの」だと言っていたが多分、小麦を粗く挽いた状態で使うのだろう。冷やして食べるものか(?)冷たくモチッとしていて、とても甘い。果物の香りも強く、エキゾチック!。既に十分いただいていたので、独断で私が殆ど持ち帰った。(ウ・モスさんゴメンナサイ)
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店のことなど
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「シャン民族の料理を日本人にも同胞のミャンマー人にも食べさせたい」また、「日本にいるシャン民族が集まれる店に……」というのが開店の動機だと聞けば、在日20年近いシャン民族の叔父とその甥である兄弟(4年程前に来日)の3人が始めた店だというのも頷ける気がする。開店当初は3人が交替で厨房に。シャンの男が「家庭で料理するのは普通のこと」だと聞いて驚いた。現在調理の方は、シャン料理を学んだカレン民族のソーアイゼッさんが、一手に引き受けているようだ。店内はこじんまりとして飾り気もないが、それだけ親しみやすいと言えるし、料理や客層ともに地元の雰囲気を味わいたい人にもぴったり。私たちが訪れた日は兄のミン・ウーさん(33歳・独身)が店に出ていて、うるさい質問にも終始にこやかに応えてくれた。叔父さんには会えなかったが、途中から店に出てきた弟のミン・ゾーさん(既婚)も見るからに逞しい。いかにも強烈なシャン酒が似合いそうでいて料理も得意とは、理想的なだんな様かもしれない。未だ独身の兄、ミン・ゾーさんは手相占いも出来る。若い女性はタダで観るとか(私見です、ごめんなさい)。若くなくても男性でも、この店に入ったら遠慮せず話しかけるべし。楽しいこと請け合いです。
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雑感
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●今回はマ・サベーさんが風邪でお休み。初参加の私が記事まで書くことになってしまいました。文章の拙さにはお詫び申し上げます。かつてただ一度訪れたミャンマー。それも滞在1週間のうち殆どをシャン州のチャイントンで過ごした私は今回、勉強・取材そっちのけで楽しんでしまいました。ウ・モスさんにはビルマ語に関するすべてをお任せの形。ミン・ウーさんもお客さんたちも、ウ・モスさんが「読む」ことまで出来るので心底驚いていました。私も頑張らなくちゃ! ウ・モスさん、店の皆さん、チェーズーティンバーデーシン!!
(邯鄲虫)
●ここにも何度か来ていますが、満員で入れなかったことも何回か。ミャンマーレストラン激戦地の高田馬場でも、シャン料理の店はここだけ。やはり特徴のある店は流行るのでしょう。それに、店内が狭いのですぐにいっぱいになるんです。今回のノンインレーで初めて食べた料理は、モーニンチンタミンジョー。こりゃおいしい。みなさんもぜひ試してみてください。といった具合に、シャン料理を楽しみました。でも、シャンの酒を飲んでしまったのは楽しみすぎだという話もありますが・・・。今回話しを聞いて意外だったのが、「シャンの男は料理を作れる」ということです。ビルマ族の男は作れない人が多いので、これは意外でした。子供のころから家の仕事も家族全員でする習慣があるからとのこと。
ところで、今回はマ・サベーが病欠で邯鄲虫さんと一緒でした。それで文章も彼女におまかせ。私が書くよりずっといい雰囲気の文章を書いてもらいました。やっぱりこういうのは女性が書いたほうがいいですよねえ。
(ウ・モス)
取材日時 |
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2001年7月12日(木)晴17:00〜 |
飲食代 |
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2人で3300円
お店からのおまけあり |
参加者 |
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邯鄲虫(文)
ウ・モス(撮影) |
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