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ナガ2001の写真 〜その1

キャミュー・ナガの歌



ナガについての知識がほとんどなくナガの祭りに行ってきましたが、すっかりナガファンになって帰ってきました。

ザガイン管区のチンドウィン川西側、インド国境に接している山岳地帯にナガ族と呼ばれている人たちが住んでいます。インド側はあの『ナガランド』と呼ばれる地域です。そう、古くから独立闘争をしていて、つい最近まで外国人が入ることができなかった地域です。日本でもナガランドについて書かれた本は少しですが出版されています。

そのナガランドに住む人たちと同じ民族がミャンマー側にも住んでいるのです。こちらもつい最近まで外国人が入ることは出来ませんでした。それどころか、ミャンマーナガについてはほとんど知られていなくて、英語で書かれた本もほとんどありません。日本語では皆無でしょう。

というような地域の祭りに行ってきました。
私は男ですから、ミャンマーで写真を撮るときはやはり女性の写真ばかりになってしまいます。僧侶以外の男性には写真の被写体としての魅力をあまり感じていなかったのです。でも、ナガ族の男は違いました。男が男だったんです。
ということで、私の写真にしては珍しく男の写真がたくさんあります。女性はというと、北東アジア的美人がけっこういました。ということは日本人にも似ているのです。

あと、文化的にも非常に興味深い民族です。
織物、衣装、人形などを見ると、近隣の東南アジアやインド、中国とは全く異なる独特の造形、色彩美、そしてプリミティブな力を感じさせます。ミャンマーでは最も美的センスにあふれる民族と言ってもいいでしょう。

いろいろ書きたいことがありますが、私自身のナガに対しての知識がまだ全然ありませんので、もうちょっと分かったらまた書いていきたいと思います。また、分かる範囲で写真のキャプションを書きましたが、間違いに気がついた方がいましたら、お教えください。

2001年3月18日 後藤 修身

キャミュンガン・ナガの歌

祭りが行われるここレイシ村。夜9時ごろ、キャミュンガン・ナガの人たちが急に真っ暗な外に出て騒ぎ出した。荷台にたくさんの人間を乗せたダンプが下の山道を走っている。到着が遅れていた仲間たちだった。仲間の到着を喜ぶ男たち。自然発生的に歌が始まった。歓喜の叫び声が山にこだましていた。
このときの様子をカセットテープに収めました。ただし、メモ用のカセット録音したため、モノラルで音もあまり良くないのですが、ご勘弁を。なお、リアルオーディオ、56Kモデム用データです。

2001年3月20日 後藤 修身

撮影・著作権
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