難民

ミャンマー in Japan

先日、ひさしぶりに在日ミャンマー人のSさんから電話があった。その前に彼の声を聞いたのは1ヶ月ほど前、品川の入管の面会室であった。Sさんは今年のはじめに難民申請をしていたのだが、9月はじめに警察に捕まった。オーバーステイだったからだ。以前は難民申請中の人は警察から逮捕されることはなかったのだが、最近は捕まってそのまま入管に送られることが多くなった。Sさんの場合、品川の入管に入れられて2ヶ月後の仮放免である。何はともあれ、無事出てくることができてよかった。あとは、審査の結果を待つのみである。
ミャンマーの場合、難民問題がマスコミに取り上げれる場合が多い。フィリピン人を妻に持つキンマウンラッさんのケースはマスコミが大きく取り上げた。この彼のケースはここでは言及しないが、難民問題はいろんな側面がある。一番の問題は正確な認定ができるのだろうかという疑問だ。東京のミャンマー人コミュニティーからはいろんな話が聞こえてくる。「Aは一生懸命に活動していたのに、申請が拒否された」とか、「Bは何も活動していなかったのに申請がOKになった」など。正確な調査のためであれば現地調査が必要であるが、実際問題としてそんなことはできない。何かいい方法はあるだろうか。