ナガの旅(その0)買ってきたもの

ナガ, ミャンマー各地,

ナガは私にとって4回目、懐かしい場所に戻ってきたという気分だ。今回は、ラヘーとその周辺への村めぐりをしてきた。前回のレイシからの村めぐりでは全て徒歩だったが、今回はバイクの後ろに乗っての村めぐり。8年間の間にナガも変わってきていた。

これまで私がナガに行ったときの写真はこちらのサイトにまとめている。祭りのときのナガの人たちの姿はとても東南アジアとは思えない格好だ。

http://photo.campur.com/photo/myanmar.html

ナガはインド側とミャンマー側に分かれていて、インド側は分離独立運動が盛んなナガランド州として有名だ。ミャンマー側のナガは南部、中央部、北部に大きく分けられ、それぞれ中心になる町(村?)は南部のレイシ(Layshi)、中央部のラヘー(Lahe)、北部のナンユン(Nanyun)となっている。レイシには2006年に行ってきたので今回は中央部のラヘーに行くことにした。

ラヘー行きにはヤンゴン在住の清岡さんとミャンマーと日本を行ったり来たりの渡辺さんが加わり、全部で3人になった。それにガイドも含めて4名のメンバーだ。

ナガに行くには入域許可が必要だ。入域許可はミャンマーの旅行会社に依頼する必要がある。それと、ガイドを付けるのが条件となる。以前は新年祭以外でナガに入るのは難しかったが、最近は比較的簡単に入域許可が取れるようになった。それでも費用はそれなりにかかるので、新年祭以外でナガに行く外国人は少ない。今回はラヘー中心に村めぐりをしたが、ラヘーから奥の村に日本人が入るのは何と戦後初めてのことだった。

今回のナガの旅の日程だ。

4/5 ヤンゴン → マンダレー (夜行バス)
4/6 マンダレー → カムティー (飛行機)
4/7 カムティー → シンディー (ボート)
シンディー → ラヘー (トラック)
4/8 ラヘー → マッチャン村 → サントン村 → ラヘー (バイク)
4/9 ラヘー → ポンニョン村 (バイク)
4/10 ポンニョン → ソロ村 (バイク)
4/11 ソロ村 → ラヘー (バイク)
ラヘー → シンディー (トラック)
シンディー → カムティー (ボート)
4/13 カムティー → マンダレー → ヤンゴン (飛行機)

今日はまず、カムティーやラヘーで購入したものを公開する。

ナガで買ったもの
カムティー、ラヘーで買ったもの。
  • カムティーの竹製品の店で帽子を購入。なかなか渋くてかっこいい。実は最初に買ったものをなくしてこれは2つ目。2,000Ks
  • 帽子の右側が同じ店で購入したミニほうき。ヤンゴンでは最近こういう手作り日用品を売る店が少なくなった。500Ks?
  • 白いモチのようなのは麹。カムティーの市場で購入。ナガの酒、カウンイエはこれから作る。1個200Ks
  • 麹の上にある薄茶色のものも麹。こちらのほうが甘くなるらしい。1袋200Ks
  • 麹に左側にあるのが中国人が買い付けに来ている、タウンロンッテ(山をひとつ超えるの意)。中国語がちょっと分かる人が「水山七」ではと言っていた。朝鮮人参と同じように強壮剤になるそうだ。160gで9,000Ks。
  • 白い麹の下にあるのが鹿の干し肉、サッタチャウ。臭みがなくほどよいスモークの香りで、メチャウマ。1束1,500Ks。
  • GrandRoyalの瓶に入っているのはカムティーの市場で購入した蜂蜜。1瓶2,500Ks
  • 一番右にあるのが、ラヘーで購入した歯ブラシ。タイ製で500Ks。

鹿肉、もっと買っときゃよかった。ミャンマー人におみやげであげたら残ったのはわずか4束。ヤンゴンでも干し鹿肉を売っているがナガの干し鹿肉とは全く別もの。ヤンゴンのものはカリカリに干したもので風味はなくなっているが、ナガのものは柔らかくて生干し状態。臭みはほとんどなく、肉の旨味とスモークの香りがマッチして、食べだすと止まらない。猟師たちが「鹿肉が一番うまい」というのも納得だ。

干しシカ肉
シカのスモーク干し肉。メチャウマ。

現地で買ったものが他にもあった。

ナガで買ったもの2
カムティー、ラヘーで買ったもの、その2
  • 中国製のヘッドライト。ライトはまあまあだが、ベルトの部分がすぐに外れるのでいつも手で持っていた。3,000Ks
  • ざる蕎麦用に買った竹ざる。こうした簡単な手作り品もヤンゴンでは見つけにくくなった。500Ks?
  • ざるの中にあるのが、可愛らしい模様の豆、ピッタインダウン(ミャンマーのダルマの名)。まるで、チョコレートをコーティングしたお菓子のよう。2カップで600Ks
カムティーで買った豆
カムティーで買った豆。チョコレートコーティングのお菓子のよう。

この豆をヤンゴンの何人かに聞いてみたが、みな知らない。これは珍しい豆かと思い、ネットで調べてみると「パンダ豆」というのにそっくりで、ちょっとがっかり。試しに一晩水につけた後に茹でてみると、チョコレートコーティングが水に溶け出し全身薄茶色の煮豆になって、またがっかり。でも、パンダ豆は煮豆でも模様が消えないはずだ。新種パンダ?