Myanmar Pyi Kyauk Sein によるパッワイン(サインワイン)の素晴らしい演奏を録音した
3ヶ月ぶりのブログです。
1週間ほど前から友人の石谷崇史さんがヤンゴンに来ている。NHKの音楽番組のディレクターもやっていた石谷さん、ミャンマーの古典音楽にも造詣が深い。ミャンマーには個人的にやってきて録音や撮影を行っている。今回は一緒にパッワイン(サインワイン)の録音に行ってきた。
演奏家の紹介は、ヤンゴンの文化大学を卒業した日本人女性のHさんにいつもお願いしている。「上手い演奏を録音したい」という我々の希望に答えてくれて紹介してくれたのが、ミャンマー・ビー・チャウセイン(Myanmar Pyi Kyauk Sein)だった。上手いどころじゃなかった。ミャンマーで現在ナンバーワンの演奏者として知られている人だった。
チャウセイン氏は自宅近くにスタジオを持っていて、そこで録音することになった。そのスタジオは吸音材も貼られ、隣には小さな窓から覗くコントロール室もあるが、手作り感たっぷりだ。
リハーサルの音出しが始まった。
音が今まで聞いてきたサインワインのとは全く違う。パーンという突き抜けるような音、とても今まで聞いてきた同じパッワインの音とは思えない響きだ。古典的な曲を2曲演奏してもらった後、インプロビゼーションということで、即興で2曲演奏してもらった。
手の動きが見えないほどの速さの演奏だが正確無比、そして突き抜けた音の響き、彼の演奏に圧倒された。ミャンマーにはこんなにすごい人がいたんだ。改めてミャンマー音楽の奥深さを知った日だった。
今日は音楽の話なので、音がなくては話にならない。最後に演奏してくれた即興曲の後半をMP3のファイルにした。石谷さんが録音編集した音で、マイクはAKGのC451BにレコーダーはコルグのMR1000だ。
Myanmar Pyi Kyauk Sein によるパッワインの即興演奏
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません