首都移転開始?
2ヶ月ぶりの更新になってしまった。
中断の理由が特にあったわけではない。ちょっと一休みのつもりが、ずるずる2ヶ月となってしまった。という怠け者の私であるが、心機一転、ぼちぼちとはじめます。
まずは、今話題の首都移転の話から。
日本でも各紙が伝えているが、簡単な記事が多い。情報が少ないし、みんなよく分からないからだろう。煙に巻かれているといったほうがいいのかもしれない。
読売新聞「ミャンマー、首都機能移転を発表…全省庁2、3か月内」によると、
情報相は、移転の理由として「辺境地域も含めた国家全体を、効率よく治めるための措置だ」と説明した。外務省関係者は、国防、外務、情報などの全省庁を2、3か月以内に移転する、としている。
在ヤンゴンの外交団に対しても移転の方針を伝えたが、「大使館や国際機関に移転を求める考えは当面はない」と述べただけで、質問は受け付けなかった。
とのこと。また、
移転理由については、米国の圧力を遠ざけるためだとの指摘や、植民地化前の王朝時代の慣習に従って、「占星術師の進言を取り入れたのではないか」との憶測も出ている。
などという説明があった。以前、「首都移転と占い」というのを書いたが(ずいぶん以前に書いたと思っていたら、前々回の記事だった。私のブランクが長すぎたためです)、日本の新聞にも占い説が出るようになった。台湾の台北タイムスは、「Feng shui believed to be behind junta’s move」(軍事政権による移転の裏に風水か?)なんてタイトルの記事を出している。占星術や風水で移転が決定されたという説があるという内容だ。
結局、この移転騒ぎはどうなるのだろうか。本当に移転するのか、結局頓挫するのか、他の騒ぎが起きるのか・・・
ディスカッション
コメント一覧
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いよいよ瞑想ならいいですが迷走に陥っているような気がします。
ヤンゴン市内にあってもスローで融通が利かない省庁が遠く離れた何も無いピンマナーに移って、いよいよ国政、経済全く動けなくなるだけだと思うのですが、、、実際、現実問題として、旅行業はアライバルビザがホテル観光省の大臣のサインがもらえませんので今中断しています。また入域許可が要る地区への旅行がどうなるのか??トップのサインが無いと何も出来ないこのミャンマーにあって、、、、いい結果が出ないことだけは言い切れます。
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日本では最近ニートが話題になっていますが、ミャンマーは世界の中でニートになりつつあるような気が。マヌサーリの世界まで戻ってしまうんでしょうか?
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迷走といえるでしょうねえ。
日曜日の朝6時37分に軍の輸送車で移動は開始したそうですが、
6時37分というのも、占い師が告げたものだろうと推測する人がいるそうです。
『こと』 2005/11/15 11:45
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2,3日続けて郊外に出る用がありまして、
たくさん見かけました引越しトラック。各省庁、お偉いさんの引越し、
名も無い下っ端役人、兵士の引越し、これでガソリン喰うから値上げしたのでは?という人もいるくらいです。 ある程度の地位の公務員、軍人なら家とか車もらえるそうですが、一般公務員は引退後は公務員宿舎から出なくてはいけないそうです。俄かに信じられませんが、年金が月300ksと聞きました。コーヒー2杯飲んだらお終いです。
この移転を機に思い切って退職する人も多いそうです。
混乱は続いているようです。
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初めまして。でも、ずっと前にお邪魔したような気がしますので、お久しぶりです。
ミャンマーの首都移転、こちらでも事情はわかりませんか?
占い説が説得力を持っていますね。
どうなる事やら。
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昨日、ワシントンポストのWebニュースが、ミャンマーの首都移転のことをとりあげました。それによると、当局は各国の在ミャンマー大使館に対して「用事はレターで送ってくれればいいし、急用はファックスで対応するので問題ない」と言ったそうです。でも、観光ガイドは免許交信にピンマナまで7時間かかって行かねばならず、大変ですよね。
また、退職しようにも退職願が受理・許可されないということも書いています。退職願を許可しないってことは、かくいう「強制労働」ってことになるんでしょうね。
『こと』 2005/12/30 17:50
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BBCのWebニュースによると、国連の在ミャンマー大使が辞任したらしいですね。この人はマレーシアの外交官だが、延長か再入国だかのビザがミャンマー政府から出ないので、「もうやっとれん。辞める」ということだとか。この人は親スーチーの人で、ミャンマー政府からは嫌われたらしい。「マレーシアの外務大臣のミャンマー訪問の予定は延期したほうがいい、どうせ首都移転で忙しくて、首脳は会ってはくれないだろうから」とこの人は言っています、
『こと』 2006/01/09 20:52
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今、NHKラジオのニュースで聞いたところです。
ラザリ特使はマハティール氏の側近で、民主化派からは軍政に近いなどと批判されたこともあります。まあ、どっちからも冷たくされると「やっとれん」というのも分かりますね。
首都移転の本当の理由は、中国に侵食され属国にされる事からの
彼らなりの「ダメなりの」数少ない必死の抵抗みたいです。
中国国境から首都を遠ざけましたからね。
それに、中国に事前通告なしで急に移転しましたからね。
ただ、それを正面で言ってしまうとミャンマーが中国に袋叩きにされて、中国によってチベット化されてしまうので、
「占星術とか風水とかで決まったのー♪…」とお茶を濁したということみたいです。
この方法はインドでもよく使われる方法です。
揉めそうな内容の時には「占星術とか風水とかで決まったのー…」で済ますという方法が波風が立たなくて
彼ら的には「 合理的 」な方法なんだそうです。
インドも多民族国家、多宗教国家で話が、とてもまとまりにくいですからね。
インド人が「これって、すごくいいよー」って力説してましたよ。