ナガの旅8 ~ サントン村、上へ
ナッサヤーの家を出た。さっきまで村を覆っていた雲も晴れ、村の全体が見渡せるようになった。村は奥に長くのびていた。一番向こうは小高くなった山の上だった。2Kmくらいあるだろうか。高いところがあるだったら行かなきゃと、村の一番奥を目指すことにした。
ちょうど、薪を背負ったおばあちゃんがやって来た。
「ペーチャーガティ」
と挨拶をする。マッチャン・ナガの言葉で ...
ナガの旅7 ~ サントン村のナッサヤー
次の村はすぐ近く、バイクは軽快に走って・・・ あれ? なかなか着かない。ドライバーのタンウィンもちょっと気になったようで、来た道を引き返す。向こうから1台やって来た。どうも、道を間違えてしまったようだ。まあ、気がついてよかった。そこからすぐにサントン村に着いた。この村も人の気配があまりない。子どもたちが遠巻きに顔を覗かせるだけだ。
この村にビルマ語が達者な人が一人いるということで ...
ナガの旅 その6 ~ マッチャン村
9時半、バイクの用意も整った。清岡さん、渡辺さん、ウェミンさん、私と、それぞれ4名がバイクの後ろにまたがり出発した。出発したとたん、小雨が降ってきた。もや(いや、雲の中か)がかかり、前方は薄ぼんやりとしか見えない。それを4台はバオバオ、バオーンと軽快に音を響かせ走って行く。スピードメーターが壊れていて確認できなかったが、時速40Kmは出ているだろう。舗装はしてなかったが、平坦ですべり止めを施 ...
ナガの旅 その5 〜 ラヘー到着
15時半、ラヘーに到着した。トラックは食堂の横に止まった。シンディから6時間だった。
ラヘーでは、教員を定年退職したライノン・ナガ族のヤムカさんがバイクの準備やら宿泊の用意やらいろいろとアテンドしてくれていた。ヤムカさんとiPadに入れたナガの地図を見ながら食堂で打ち合わせ。あらかじめ旅行会社のほうで村毎の入域許可はもらっていたのだが、ヤムカさんと話をしているうちにそれ以外の村に ...
ナガの旅 その4 ~ シンディからラヘー
9時半、トラックは出発した。運転席と助手席の後ろに奥行きが狭いけどシートがある。助手席も入れると全部で4名座れる。そこに我々が乗り、荷台はたくさんの荷物と若干名の乗客が乗った。シンディーとラヘーの間には乗客専用の車というのがない。バスが走れるような道じゃないので、車というと大型トラックがほとんどだ。そこに荷物を積み、乗客も乗り込む。基本は荷物なので、乗客は運転手と交渉次第というようになってい ...