Since 1956 の床屋
私が住んでいるウーウィザヤ ハウジングの入り口に気になる看板があった。「Since 1956」という看板を掲げた床屋だ。ヤンゴンに来る前に髪を切ってほぼ坊主頭だった私の頭も2ヶ月過ぎてだいぶ伸びてきた。そろそろ切りどき、この床屋のドアを開けた。
おお、1956!
変化の激しいヤンゴンでウーウィザヤ ハウジングの一帯だけは時間が止まっているようだと以前書いたが、この ...
ミャンマーの民主化と日本
ちょっと遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
去年はミャンマーの状況が大きく変わり、私も驚いている。一昨年は選挙だったが、結果は軍政側のUSDPの圧倒的勝利。「これじゃ民主化も形だけ、政府は軍の傀儡で実質的には何も変わらないな」などと思っていた。知り合いの何人かのミャンマー人に聞いても同じだった。
ところが、去年10月のミッソンダム中止のあたりから急に雲 ...
IT教室、「i寺子屋」を10月2日からはじめます
IT教室を10月2日からはじめることになった。名前はi寺子屋、ドメインも iterakoya.net というのを新たにとった。なんだか、iPhoneやiPadなどを真似しているみたい(本当に真似しているのだが)で、ちょっとあれだけど、自分ではけっこう気に入っている。
参加者はミャンマー人はじめ、外国人を主に考えているが、日本人でもOK。まずは、「ITサバイバルコース」ということで ...
東北に行ってきた(その4)
最後の東北の夜も明け、泥だらけの軽ワゴンは帰路についた。見慣れた東京の街が見えてきた。でも、何か違っていた。現実感が薄い。そう、何かに似ている。長期の海外の旅から帰ったときのようだった。目の前が現実なのか昨日までいた世界が現実なのか。
ジェットラグで時間感覚がずれるように現実感もずれる。特にミャンマーやインドの山奥にしばらくいて日本に帰るとそのずれは大きかった。今回の東北から帰っ ...
東北へ行ってきた(その3)
東北3日目、掛布団40枚ばかりと服と雑貨を積んだ軽ワゴンは出発した。昨日の続きということで、岩手県境を越えた。
海岸沿いの道をゆっくり走っていると突然外からエレキの音が聞こえてきた。それもテケテケのベンチャーズサウンドだ。左前方の小さなホテルが音源だった。ホテルの前でおっさんたちがベンチャーズサウンドのライブをやっている。道路を挟んで右側の海岸は津波の悲惨な姿、左側では軽快なベン ...