ミャンマー絡み,

「メフェナーボウンのつどう道」に続き、「ニンジアンエ」も一気に読んだ。古処さんの小説、なぜかビルマものだけタイトルにビルマ語が使われている。メフェナーボウン(仮面)にニンジアンエ(宣撫)。 イギリスをビルマから追い出した日本軍、しばらくしてイギリス軍の反攻が始まる。後方撹乱のため、航空機を利用し小部隊をビルマ奥地まで送り込むウィンゲート旅団。日本軍は討伐作戦を開始した。この討伐作戦に従軍記者として ...

ミャンマー絡み,

ビルマ戦線関連の本でこんな素晴らしい小説があるとは知らなかった。感動的ドラマや壮絶な戦闘シーンがあるわけではないが、読み終わった後にいろんな思いがさまよってしまう本だ。

「はやく元気になりましょうね」
・・中略・・
生と死の狭間にいたその兵隊を殺したのは、自分がかけた言葉だったと今は認めている。内地の新聞でもちあげられる看護婦は、期待に応えようと努めるほど弱ってい ...

ミャンマー絡み, 日本 in Myanmar,

友人から珍しい本を借りた。『異郷の女』という1956年に出た小説で、作者は村松喬。

戦時中のビルマに派遣された日本人記者とシャン族の娘の恋愛小説だ。戦時中のビルマ関係の本というと戦記物ばかりで、こういう本は珍しい。

読む前はそれほど期待していなかったのだが、読み始めると止まらなくなった。面白くて一日で読んでしまった。男女の恋愛に、日本とビルマという支配者と非支配者のの ...

その他, ミャンマー絡み

先週のことだが、ミャンマーソサエティで「もうひとつのミャンマー」という講演会をやった。自慢じゃないが、講演会などで話をするのは大の苦手だ。得意な人は少ないかもしれないが、自分では「あがり症?」「もしかして、自意識過剰?」などと悩んでいた。「話し方」のような本を買ったこともあるし、「プレゼンがうまくなる方法」みたいな情報をネットで探すことがよくあった。

今回も話をはじめる前は、今ま ...

ミャンマー in Japan, 民族

再来週の日曜日土曜日に「もうひとつのミャンマー」ということで、ミャンマーの話をすることになった。案内はこちらです。

 第9回日本・ミャンマーソサエティ会合のお知らせ
日時:2012年4月21日(土)14:30~17:00
場所:明治学院大学白金キャンパス2号館1階2201教室

 ミャンマーといえば、敬虔な仏教国で熱帯の地にパゴダが広がっているというイメ ...