ナガの旅~その5~恐怖の按摩おじさん
まる1日の休養日となったレイシ。地元の人から、「按摩の上手な人がいる。呼んでみるかい?」と言われた。これはもしかしてナガの民間療法?身をもってナガの伝統が体験できると期待した私はお願いすることにした。その日の夕方、そのおじさんがやってきた。年の頃は60前後、髭をちょっぴりたくわえたその風貌は普通のナガのおじさん。しゃれた赤いマウンテンジャケットが妙に似合っていた。外国人にもらったのであろうか ...
ナガの旅~その4~いろんな部族が住むレイシ
レイシでの休養日、朝食会に呼ばれた。役所や軍やナガ委員会などのレイシの偉い方たちが10名ほどと一緒の朝食会だ。ゲストハウスができたといえ、日本人旅行者が2名来ただけでわざわざ朝食会を開いてくれるとはまだまだ外国人は珍しいのだろう。その席でD先生が流暢なビルマ語で話し出す。みんな、ほう~と感心している。そこで、D先生がヤンゴン留学時代の写真を取りだした。そこには50年近く前のナガの男たちも写っ ...
ナガの旅~その3~レイシ到着
ナガの旅の間がずいぶんと空いてしまった。後藤はそのままジャパン・ナガとして村に留まり日本には帰らなかった・・・というわけではない。ただ私がなまけものだっただけだ。ということで、ひさしぶりのナガの旅を再開します。
トラックは村で唯一のゲストハウスの前で止まった。5年前に初めて訪れたときには宿などどこにもなく、学校の先生たちの寮(といっても普通の民家)に泊まった。すき間風が冷たかった ...
ナガの旅~その2~レイシへ
朝4時半起床。船付き場へ行くために準備をしなければいけない。早朝といっても、宿はもう騒々しい。私と同じように船に乗るため、他の泊まり客も朝早くから起きて準備をしているからだ。荷物をたくさん持って、ゲストハウスの暗い階段をゆっくりと降りた。前にもリュックを担いで足下がよく見えないため、余計に慎重に降りた。最後の一段、、、、あれっ?おかしい、足が着かない???と思ったのは一瞬、そのまま倒れてしま ...
ナガの旅~その1~ホマリン到着
ナガへの旅はいつも早朝に始まる。朝一のヤンゴンエアウェイズでヤンゴンからマンダレーへ向かう。マンダレーではホマリン行きのUBを待った。昼前に予定よりちょっと遅れてプロペラ機のUBが到着した。
昼過ぎにチンドウィン河沿いの町ホマリンに無事到着。ナワラというゲストハウスに投宿した。私は2階の部屋、同行者のD女史は1階の部屋だ。そう、今回はいつもの一人旅ではなく同行者がいた。女史と書い ...