ナガの旅 その11 〜 ポンニョン村は黄色だった
午後2時過ぎ、ポンニョン村に到着。
おっ、今までと違うぞ。大人たちが出払って静かなのは同じだったが、村が明るくて広い。実際、ポンニョン村には160軒ばかりの家で人口は800~900人なので、このあたりではかなり大きな村だ。バイクは村の中を進み、中央の広場に着いた。なんだ、あれは?
黄色が鮮やかなショベルカー4台が広場に並んでいた。ポンニョン村に来る途中見かけたショベル ...
ナガの旅 その10 ~ ポンニョン村へ(2)
心配した雨も降ることはなく、バイクは快調に走る。ちなみにバイクは4台とも中国製、日本のバイクは高くて買えないそうだ。
ちょうど昼ごろ、サッパロー村に到着。この村は新しく移転してきた村なので、家も新しい。昨日のマッチャン村やサントン村より開けている感じだ。向こうの山の山腹に小さく元の村が見える。子どもたちの写真を撮っていると、こっちに来いと真新しい大きな家の人に呼ばれた。
ナガの旅 その9 ~ ポンニョン村へ(1)
ラヘーの朝、雨音が止んでいた。昨日は夕方から降りだした雨が降り続き、寝床の中でも雨音を聞いていた。その雨も朝にはぴたりと止んでいた。後で聞いたのだが、毎年4月の始めは雨が降ることが多いという。降るといっても3~4日程度で、その後は5月初めまで晴れが続くらしい。昨日は4月始めの雨にちょうど当たったみたいだ。
8時半、ポンニョン村へ出発した。ポンニョン村はインド国境近くにある村で、ま ...
ナガの旅8 ~ サントン村、上へ
ナッサヤーの家を出た。さっきまで村を覆っていた雲も晴れ、村の全体が見渡せるようになった。村は奥に長くのびていた。一番向こうは小高くなった山の上だった。2Kmくらいあるだろうか。高いところがあるだったら行かなきゃと、村の一番奥を目指すことにした。
ちょうど、薪を背負ったおばあちゃんがやって来た。
「ペーチャーガティ」
と挨拶をする。マッチャン・ナガの言葉で ...
ナガの旅7 ~ サントン村のナッサヤー
次の村はすぐ近く、バイクは軽快に走って・・・ あれ? なかなか着かない。ドライバーのタンウィンもちょっと気になったようで、来た道を引き返す。向こうから1台やって来た。どうも、道を間違えてしまったようだ。まあ、気がついてよかった。そこからすぐにサントン村に着いた。この村も人の気配があまりない。子どもたちが遠巻きに顔を覗かせるだけだ。
この村にビルマ語が達者な人が一人いるということで ...