マラッカ海峡とシットウェ

ミャンマー時事

すっかり間が空いてしまいました。もうこれで終わってしまったのではと思った人もいたのでは。でも、まだ続きます。今日は中国関連ネタを。

マラッカ海峡の保安 中国、関与姿勢強める 石油確保…米・印介入を牽制
というニュースが今日出ていました。中国の過剰とも思えるエネルギー安全保障への姿勢の一端をここで見せています。このマラッカ海峡と密接に繋がっているのがミャンマーです。
エネルギー安全保障の確保へパイプライン建設を計画する中国
強引で侵略的な石油争奪策をとる中国「資源パラノイア」度と「反日」
あたりを読むと、中国のエネルギー政策におけるミャンマーの重要度がよく分かります。日中戦争時、中国の重要な補給路であったビルマ公路(援蒋ルート)が、今また中国の重要なエネルギールートとして浮かび上がってきてます。これらの記事で言及されているシットウェですが、中国軍の施設があるという噂があります。
Sittwe – Chinese Intelligence Agencies
この記事によると、1994年にSIGINTと呼ばれる情報収集施設が中国によって作られたようです。SIGINTというのは初めて聞くものなので、これも調べると、

SIGINT(Signal Intelligence)とは、ある信号がどのような情報/指示/命令と対応しているかを調べるための情報収集で、その性格上膨大なサンプル数を必要とするので、可能な限り長時間(可能なら常時)、幅広い信号情報をモニターしつづける必要があります。
http://www.warbirds.jp/ansq/12/A2003225.html

とありました。情報収集のためのレーダ基地のようです。
欧米がミャンマーへ経済制裁をしている間、中国は着々とやることをやってますね。