世界仏教サミット

ミャンマー時事

今年の12月上旬に、『世界仏教サミット』なるものがヤンゴンで開かれることになっていました。日本から関係者が1500名訪れるということで、現地の旅行会社、ホテル、航空会社はその予約でホクホク顔でした。それが先日、いきなり中止となったそうです。

そもそも、この『世界仏教サミット』なるものがどんなものかがはっかりしません。ネット上では、ビルマ民主化支援会のサイトでの記事と、タイの仏教系大学Mahachulalongkornrajavidyalaya Universityのサイトに置かれている英語のページぐらいしかありません。あとは、2ちゃんねるでの書込みくらいです。これらから判断するかぎり、念佛宗という京都に本部を置く仏教系の宗教団体が主催する集まりで、世界中の仏教関係者が大勢集まる会議ということではなさそうです。いずれにせよ、ヤンゴンのホテルや旅行会社などは突然のキャンセルで大変なようです。2ヶ月ほど前に知り合いのヤンゴンのガイドから聞いた話では、ヤンゴンにいる日本語ガイドがたくさん集められ、この仏教サミットに向けてトレーニングしているということでした。彼らは今ごろどうしているんでしょうか。

中止になった理由ですが、公式には何も説明がなされていません。時期が時期だけに、キンニュン解任劇と関連しているのではという噂もありますが、定かではありません。