まだ続く余波

ミャンマー時事

まだキンニュン失脚の余波が続いている。内相と首相府相兼労相が異動や、元情報局員ら数百人拘束などの報道がちょっと前にあった。やはり、現在のMI(軍情報局)を解体に近いところまで持っていこうとしているようである。それは軍がMIを恐れているからか、MI内部に不穏な動きがあるからかは分からない。最近のMIは実際にはそれほどの力や能力はなかったという話もある。事実、今回の政変を見てもそれはうかがえる。ただ、それが虚構であろうがなかろうが、一般国民がMIを恐れていたのは事実だ。いや、単に恐れていたというのは正確ではない。特にビジネスマンなどはMIのコネを使おうと積極的に近づく人も多かった。ある面では、現在の中国やベトナムでの共産党的な存在に近かったかもしれない。