ヤンゴンでアパートを探す

ヤンゴン, ヤンゴンへ引越し

今、ヤンゴンでアパートを探している。数年前だったら100ドルも出せばけっこうきれいで広い部屋が借りることができた。でも、今は無理。3倍くらいになっている。ミャンマー特にヤンゴンは土地バブル真っ最中だ。

最初に見に行った部屋はスーレーパゴダから歩いて10分ほどという便利な場所で、広さは25フィート x 60フィートなので140平米もある。値段は月に20万チャットなので2万円/月、アパート情報誌を見た瞬間、「これに決めた!」。

通りに面したビルはかなり古い。空いている部屋は4階ということは日本式では5階だ。入り口を見て、「これ遺跡?」真っ暗の中で5階まで真っ直ぐの階段が伸びている。遠くに見える突き当りが少し明るくなっていた。かなり急な階段だ。シュエサンドーパゴダみたいだ(バガンの夕日ポイントのパゴダだが、階段が急で落ちた観光客もいる)という声、手すりを掴まないとやばい。

一直線に伸びる階段は「天国への階段?」

頂上に着いた。ドアは中国風に漢字が書かれた赤い札で飾られていた。中は広い。真ん中でついたて風に切られているが、ほとんどワンフロア。小さめの教室のようだ。床はコンクリの上に年季を経た薄いビニールシートがあるだけだ。薄暗いが、トイレとシャワー室、キッチンも一応ある。つい最近まで家族が住んでいたというが、10年くらい放おっておいた部屋みたいだ。50〜60年くらい前に建てられたビルらしい。それで天井が高い(3mくらい)わけだ。

真ん中で区切られているが、ちょっとした教室のようだ
遠目に見るとパステル調で可愛らしいキッチン

「遺跡」の中に住むのもオツなもんだとも思ったが、階段にはちょっとびびった。あの急な階段、酔っ払って帰ったら絶対に足を踏み外す。年に3回くらいは落ちるだろう。1階分くらいだったら軽い怪我で済むだろうが、ここだと下まで真っ逆さま。重体間違いなしだ。やはり1回では決まらなかった。