ヤンゴン生活、ついにアパートに引越し

ヤンゴンへ引越し, ヤンゴン生活

ミャンマーに来て早くも1ヶ月と10日が経った。今までミャンマー人の友人の会社に居候していたが、やっとアパートも決まり昨日から新居に移った。

国立劇場の隣にある、U Wizara Housing という場所だ。仏教に基づいた社会主義で鎖国をしていたという不思議な国だったネ・ウィン時代(1962〜1988年)、ここは政府高官の官舎だった。全て4階建ての古いアパートが30棟以上ならんでいるが、アパートとアパートの間隔が広く緑も多い。一番古いアパートは1962年に建ったという。新しくても70年代だ。変化の激しいヤンゴンの中で、ここだけが時間が止まっているかのように感じる。

古い4階建てのアパートは旧官舎

たまたまミャンマー人の友人宅に呼ばれて行ったのが、ここだった。ひと目で気に入り、「ここのアパート空いているところない?」と尋ねると、早速プエザー(地域のブローカー)に電話してくれた。運よく一部屋空いていた。空いていた2階部屋は日本で言うところの3DKの部屋だった。リビングルームが10帖ほど、その他に6帖程度の部屋が3室あった。あとは、小さなキッチンに水浴び場とトイレ。ぽつんと残されたカレンダーには2007年だった。それ以降人が住んでいなかった。床はコンクリートむき出しのままだった。

むき出しのコンクリートだった床には薄いビニールが敷かれていた

昨日、はじめて泊まった。湿度の高い夜だったが、窓を開けると涼しい風が入ってきた。朝は鳥の声で目が覚めた。1987年に初めてミャンマーに来たときを思い出した。

昔のビルマと同じような雰囲気がもうひとつ。すぐ近くの雑貨屋のおばさんやプエザーのおばさんは面倒見がよくて親切だ。でも、外国人は注目度が高いようで、おばさんたちを通じて私の行動は筒抜けになっているようだ。