ヤンゴンのシナゴーグ
日本から来た友人とシナゴーグに行ってきた。スーレー・パゴダからマハバンドゥーラ通りを西に10分ほど歩いたところにダビデの星のマークがあった。表通りから見ると特に変わった建物ではないので注意しないと気づかずに通りすぎるかもしれない。イスラエルに留学中という顔を持つI氏は興味津々の様子だ。横の26番通りに入り口がある。このあたりはイスラム人街で、インド人風の人たちが多い。
鉄格子の向こうにヒゲの濃い男がいた。管理人のようで、中に入ってもだいじょうぶだという。私はシナゴーグに入るのは初めて、キリスト教教会にモスクっぽさがプラスされた雰囲気だ。外のダウンタウンの雑踏とは隔絶されて静かだった。管理人は Jolly albert さん、ヤンゴン生まれだが祖先はイラク出身という。彼の祖先がいつどういう経緯でミャンマーに来たのか聞いても、何も分からないと言う。祖父母も両親も亡くなり兄弟もいない彼はミャンマーに一人だけだ。誰に聞けばいいんだ?と逆に尋ねられた。
今のヤンゴンにユダヤ人は8家族いるという。毎週金曜日の夕方にはここ Musmeah Yeshua Synagogue に集まってくる。彼はシナゴーグの管理人として30年間通ってきている。ゲストノートを見ると、毎日来客があった。欧米人の観光コースになっているようで、西洋人の名前が多かった。
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