ミンガラドン空港で携帯をなくした!ところが・・・
今日は日本人の友人家族を迎えにミンガラドン空港へ行ってきた。友人が乗ったChina Airは予定よりも1時間遅れだった。暇を持て余して、iPadで溜まったメールの整理を始めた。ミンガラドン空港には公衆WiFiがないので、自分の携帯をテザリングでモバイルWiFiにしてネットに繋げた。30分ほど作業して友人もそろそろ出てくる時間、ウェイティングスペースのイスから立ち上がり、出迎え口に移動した。しばらくしてふと気がついた。あれ? 胸ポケットに携帯が入ってないぞ?
そうか、バックの中か? あれ?バックにもない。ちょっと慌てた。さっきまで座っていたイスも探したがない!どこだ?
そうこうしているうちに友人家族が出てきた。友人には事情を説明して待ってもらうことにして、本格捜査を始めた。まずは、エアポート警察。ちょうど目の前にあったホテル観光省のカウンターで警察の場所を聞く。近くにいた警察官に連れられて例のイスのところへ。やはり、ない。警官が後ろに座っていた男性二人に聞くと、女性が携帯を見つけて警察に届けたという。おおお、それだ! 早速、空港内の交番へ。
警察官が手に持っていたのは見慣れた私の携帯。携帯の番号を知らせて、無事戻ってきた。
なぜか私はミャンマーでよく物をなくす。しかし、そのたびに戻ってくるから不思議だ。一番ひどかったのは、ヤンゴンの長距離バスターミナルで貴重品袋をなくしたときだ。ドルキャッシュが1,000ドルにパスポート、絶対に返ってこないと思ったが、交番にそのまま届けられていた。
他には、友人に頼まれて買ったルビーを路上に落としたことがあったが、1時間後に戻ってきた。バガンで初めて行った食堂で酔っ払ってしまい、カメラバックをそのまま忘れてきたこともあった。翌朝、食堂の人がゲストハウスをひとつひとつまわって忘れた人間を探しに来てくれた。そういえば、これもすごかった。ナガの村へ行ったときだ。パスポートと撮影済みのフィルムを村に忘れてきた。電話もないところだったが、軍の無線機を使って捜索してくれた。見つかったが、どうやって届けてくれるかが問題だった。村から私が泊まっていた村まで悪路を車で5時間ほど。警察官が夜を徹してバイクで運んでくれた。私の飛行機の時間が迫っていたためだ。
他にも戻ってきたことは何度かある。戻ってこなかったのは一度だけ。モンユワでいつの間にパスポートがなくなってしまったときだ。さすがに、このときだけはパスポートがどこに行ったかわからなかった。
という経験の持ち主だけに、今回もきっと戻ってくるだろうという思いが半分あった。そして、戻ってきた。不思議だ。ただ、友人たちに言わせると、そんなに物をなくす私が不思議だそうだ。
ディスカッション
コメント一覧
なるほど。だから、この前、あそこの喫茶屋台で携帯をお忘れになった時も、そんなに慌てていなかったわけですね…。それにしても多すぎますよ。
何で何度も忘れてしまうのか、自分でもあきれますね。
カンカウンデーがいつまで続くかな。
それにしても、カン(運)の問題だけじゃないね。
やっぱいい国です、ミャンマー。
ミャンマー人からも「ありえない!」とよく言われます。毎回なくした物が出てくることがありえないそうですが、何度もなくす私もありえないそうです。
ミンガラドン、なつかしい地名です。
少年の頃、ここに展開した陸軍航空隊の米義勇空軍・フライイングタイガースやRAF・英国空軍との勇戦激闘をニュースで聞いていました。
その活躍ぶりは「ビルマ航空戦」として近年出版され、米英の記録からも証明されています。
ジョン・ウェイン主演の映画「フライング・タイガー」をDVDで見たことがあります。アメリカの映画なので、日本の戦闘機がどんどん墜ちてましたね。