ヤンゴン大学の外国人向けビルマ語(ミャンマー語)コースに入学

ビルマ語(ミャンマー語), ヤンゴン, ヤンゴン生活

先々週の土曜日、友人のミャンマー人から電話がかかってきた。
「ヤンゴン大学で外国人向けミャンマー語のコースが始まるよ」

新聞に発表された、外国人用ミャンマー語コース
新聞に発表された、外国人用ミャンマー語コース

 9月頃から始まる始まるという話だけ出ていて、いつから始まるか不明だった。それが12月14日の土曜日の朝、ミャンマー語の新聞に突然発表された。何と3日後の火曜日から始まるという。申し込みは大学へ直接行かないといけないので、月曜日だけが申し込み日だった。ミャンマーで行政がらみの発表はいつもこんなに急だ。月曜日の朝一に申し込みに行った。一番乗りだと思っていたら、韓国人が前週の段階で14人申し込んでいた。彼らはどうして知ったんだ?

ヤンゴン大学の正門
ヤンゴン大学の正門

火曜日の初日、クラスに行くと全部で20名ほどいた。日本人が私1人、ベトナム人が1人、他はみな韓国人。隣の席の韓国人女性が日本語を話せるので、なぜ韓国人が多いか聞いてみた。

「先週、韓国のインターネットのミャンマー専門フォーラムにこのミャンマー語コースの情報が出てたの」
どこからどう情報が流れたか、ミャンマーで公表される前に韓国に情報が流れたらしい。すごい情報収集力だ。
「ミッショナリーの人たちが多いよ」
宣教師として来ている人たちが大勢このクラスに来ているという。韓国人生徒の約半分が宣教師関係だった。それも、バプティスト。ミャンマーではバプティストがキリスト教徒の中で一番多いが、韓国では珍しいらしい。ということで、韓国人が多いという謎の多くは解決した。男女比は4対6ぐらいで女性のほうが多い。語学教室は女性が多いというのは万国共通のようだ。

授業風景。クラスには韓国人が多い
授業風景。クラスには韓国人が多い

クラスは外国人社会人を対象としたベーシックコースで、本当の基礎の基礎から始まった。
カカガ、ササザ、タタダ、、、
「カカ」と同じ文字を並べて書いているが、実は違う発音だ。日本語には「カ」が1種類だけなので、同じ「カ」の文字を使っているだけで、ミャンマー語には「カ」が2種類ある。「サ」や「パ」も2種類、「タ」は何と3種類ある。ビルマ語をだいぶ前からかじってきた私でも未だによく聞き取れないし、言えない。でも、よく分かってなかったのはこのクラスで私一人だけだったみたいだ。隣の韓国人に聞くと、韓国語には「カ」が2種類あるという。私は分かった振りをして発音していたが、韓国人は本当に分かっていて発音していたようだ。

でも、韓国人の弱点も発見した。「ザ」の音を言えないのだ。「カ」の発音では私は何度も先生から直されたが、韓国人は「ザ」で何度も先生から注意されていた。最後は先生も苦笑い。母国語にない発音はやはり難しい。

授業の行われるタウングー・アサウン
授業の行われるタウングー・アサウン

このベーシックコースの授業は、火曜日から金曜日の週4日で、朝7:30〜9:30まで1日2時間。全部で3ヶ月間のコースで、授業料は15万チャット(約15,000円)。先に一括で払う。定員30人のクラスだが、今のところ20名ちょっとだ。まだ余裕があるし途中から入ってきてもだいじょうぶなので、興味のある人は参加してください。校舎はタウングー・アサウン(タウングー寮)、正門から5分くらいのところにあります。