光明

サイクロン被害

サイクロン被害は悲惨な状況だが、光明がひとつある。
一般の民間ミャンマー人たちが自発的に被災者たちの支援に乗り出しているのだ。ヤンゴンに住む私の友人も仲間たちと一緒に金を出し合い、被災地へ物資を運んでいる。こういったグループがヤンゴンに無数といっていいほど生まれてきている。民間人が寄付をするときは翼賛政党であるUSDA(連邦団結発展協会)へ預けなければいけないという軍政のお達しがあるが、誰もそんなことは聞かない。各々の人たちが自分の方法でボランティア活動をしている。また、被災地では僧院に多くの人たちが避難している。これは、毎日が集会を行うのと同じだ。集会の禁止があるミャンマーでは今までになかったことである。

サイクロンは大きな被害をもたらしたが、それは大きなチャンスを与えたのかもしれない。