ミャンマー関係の

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ミャンマー関係の本を集めました。自分で読んだ本には簡単な紹介文も書いています。独断と偏見でお薦め本にはを付けました。
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ジャンル

書名

書著者・編者名

発行・発売

初版

紹介

ルポ、
エッセイ、
体験記

ビルマ・アヘン王国記 高野 秀行 草思社 1998 中国雲南省の近く、アヘンで有名なワ族。ワの山奥の村で一緒にアヘン栽培をしたルポ。非常に面白い。お薦め
西南シルクロードは密林に消える 高野 秀行 講談社 2003 中国からカチン州を通りインドへと抜けるもうひとつのシルクロード。このルートを著者はどうやって・・・。こりゃ面白い! もちろんお薦め。
ミャンマー動物紀行 旅日記編 大西 信吾 新風舎 2002 こちらは出版社のリンク
ミャンマー動物紀行 資料編 大西 信吾 新風舎 2002 こちらは出版社のリンク
四川・雲南・ビルマ紀行―作家・艾蕪と20年代アジア 尾坂 徳司 東方書店 1993 1925年、中国四川の青年、艾蕪が放浪の旅に出た。成都から昆明、そしてビルマへと。

走る馬から、花を見る〜東南アジア取材交友記〜

橋田 信介

新潮社

1993


メコンのほとりで 〜裏面史に生きた人々〜

名越 健郎

中央公論社

1987


ビルマの大いなる幻影

山本 宗輔

社会評論社

1996

少数民族の戦いを描いた本。アウンサンスーチーばかり注目され、少数民族問題がなおざりにされている現状も指摘。

森の回廊(ビルマ辺境民族解放区の一三〇〇日)

吉田 敏浩

NHK出版

1995

政府軍と戦うカチン独立軍と同行した1300日。戦いだけでなく、人の存在まで深く考えさせられる内容。

黄金の三角地帯

竹田 遼

メコン

1977


全東洋街道(下) (文庫)

藤原 新也

集英社

1983

イスタンブールから高野山、東京までの旅で感じた世界を写真と文章で描く。(下)にビルマが出てくる。やはり、藤原新也はすごい。

知られざるビルマ

大野 徹

芙蓉書房

1970

ラングーン外国語大学の日本語教師時代の体験をもとにした本。戦後初めての本格的なビルマ本。古本屋で見つけたらぜひどうぞ。

アーロン収容所 (文庫)

会田 雄次

中央公論社

1973

ラングーンのアーロン収容所で捕虜生活をした作者。イギリスに対する批判的な目が、出版当時話題になる。

アーロン収容所再訪 (文庫)

会田 雄次

中央公論社

1988

当時とほとんど変わらぬビルマの姿に複雑なる感慨をいだく。また、ビルマへの暑き思いも感じる。

カチン族の首かご 妹尾 隆彦 文藝春秋新社 1957 運命のいたずらでカチン族の王様になってしまうという、稀有の体験をした日本軍の一等兵。当時のカチン族の描写も詳しい。古本屋にあったらぜひ買ってください。

ビルマ 「発展」のなかの人びと

田辺 寿夫

岩波書店

1996


ビルマに暮らして(閉ざされた国の人々)

佐久間 平喜

勁草書房

1994


ミャンマーが見えてくる パゴダと民主化

田島 高志

サイマル出版会

1997


Land of Jade

Bertil Lintner

White Orchid Press

1989

1985年から87年にかけて、シャン族の妻と一緒にインドからカチン州に入り中国へと抜けた記録。カチン独立軍と行動を共にする。

紀行
旅行記

ぶらりミャンマー、河内のばあちゃんひとり歩き 安 富美子 自費出版 2005 長らく大阪の南河内に住み、60代になった主婦が足繁く訪れたミャンマーでの体験や乾燥を綴ったもの。興味のある方は、yasuyumi@d1.dion.ne.jp の安さんにメールを。
イラワジの赤い花 中上 紀 集英社 1999 大学時代に仲間たちとミャンマーを訪れたときの紀行。新鮮な驚きが伝わる。

夢のあとさき アジアASIA亜細亜

日比野 宏

新評論

1991


アジアの路上で溜息ひとつ

前川 健一

講談社

1994


ミャンマー百楽旅荘(パラダイスホテル)

寺井 融

三一書房

1996


ガイドブック

ミャンマー(地球の歩き方 30)

地球の歩き方編集室

ダイヤモンド社



ミャンマー 東西南北・辺境の旅

伊藤 京子 めこん 2002

写真が豊富なガイドブック。旅行記としても楽しめる。

メコンの国の旅行情報ノート

蔵前 仁一+旅行人編集室

旅行人
凱風社

1995


概説書

もっと知りたいミャンマー

石井 米雄、綾部 恒雄 編

弘文堂

1994

ミャンマーについての概説を非常に分かりやすくまとめている。

アジア読本 ビルマ

田村克巳・根本敬編

河出書房新社

1997

『もっと知りたいミャンマー』より、もう少し突っ込んだ内容がおおい。

歴史、
政治

ビルマ独立に命をかけた男たち 遠藤 順子 PHP研究所 2003 ビルマ独立には日本軍が深く関わっていたが、民間人の中にも独立運動に意気を感じて協力した人たちがいた。その中の一人が遠藤周作の妻、順子氏の実父、岡田幸三郎氏であった

アウンサン将軍と三十人の志士(ビルマ独立義勇軍と日本)

ボ・ミンガン 著
田辺 寿夫 訳編

中央公論社

1990

日緬関係の原点ともいえる、アウンサンと30人の志士。現代ビルマを知る上でも欠かせない本。

アウン・サン 封印された独立ビルマの夢

根本 敬

岩波書店

1996

アウンサンを軸に書かれたビルマ近代史。アウンサン暗殺にはイギリスが関与しているという説は興味深い。

ビルマの夜明け バー・モウ独立運動回想録

バー・モウ著
横堀洋一訳

太陽出版

1973

日本占領時、首相を務めたバー・モウの手記。アウンサンとは異なる立場で書かれている。当時の歴史も理解できるし、読み物としても面白い。

ビルマ(ミャンマー)現代政治史 増補版

佐久間 平喜

勁草書房

1993


文化

ビルマの民衆文化(語られたパゴダと微笑みの国)

ルードゥー・ドー・アマー著
土橋 泰子 訳

新宿書房

1994

失いつつある、古き良きビルマ文化に対する愛惜の念を感じる。

ミャンマー (慈しみの文化と伝統)

フジタヴァンテ編 奥平龍二監修

東京美術

1997

伝統文化を分かりやすくまとめた本。

民主化運動

アウンサンスーチー・ビルマからの手紙

アウンサンスーチー著 土佐桂子、永井浩訳

毎日新聞社

1996


アウン・サン・スーチー(囚われの孔雀)

三上 義一

講談社

1995


ビルマでいま、何が起きているのか?

チェーモン・ウー・タウン 著 在日ビルマ人協会 編 田辺 寿夫 訳

梨の木舎

1991


難民認定 ミャミャウィンが語った一五○○日

根津 清

ダイヤモンド社

1992

ミャミャウィンが来日して難民認定を受けるまでの日々を語った。だが、現在は難民認定を返上して、ヤンゴンに戻っている。

カンチャマ「運命」―在日ビルマ人難民認定の3000日

ミャミャウィン

ダイヤモンド社

1997


小説、
文芸

マヌサーリー ミンテインカ 著
高橋 ゆり 訳
てらいんく 2004 植民地からの独立間もない1950年代、骨董屋を営むアウントゥンが古い小さな壷を手に入れたのがきっかけに、次々に起こる不思議な事件。そして、幻の美女マヌサーリーを探し求めることになる。ミャンマー版伝奇小説といった雰囲気だ。

12のルビー(ビルマ女性作家選

マウン・ターヤ 編 土橋 泰子、南田 みどり、堀田桂子 訳

段々社
星雲社

1989

女流作家12人による12の物語。

欠けている所を埋めて下さい(東南アジアブックス―ビルマの文学)

マ・サンダー 著
堀田 桂子 訳

勁草書房
井村文化事業社

1986

余韻が残る小説。ビルマの子供たちが主人公であるが、読んでいくうち、遠く過ぎ去った自分の子供時代の感覚がよみがえる。

風とともに

ルドゥ・ウー・フラ 著
河東田 静雄 訳

勁草書房
井村文化事業社

1982


ビルマの日々

ジョ−ジ・オ−ウェル著
大石健太郎 訳

彩流社

1988

ジョージ・オーウェルの有名な出世作。支配者の目でもなく、表面的なヒューマニズムでもない、人間を深く見つめた小説。

象を撃つ オーウェル評論集1 (Heibonsha Library)

ジョージ・オーウェル著
川端靖夫編

平凡社

1995

ビルマ時代のエッセイ2編を含む。『ビルマの日々』を予感させられる内容である。

ビルマのエグザイル オーウェルと高見順の場合

大井 靖夫

近代文芸社

1996

高見順も戦時中、ビルマに赴任している。オーウェルと高見順のビルマとの関わりについての考察。

ビルマの竪琴 (文庫)

竹山 道夫

新潮社

1959

日本で最も有名なビルマ関係の本。作者はビルマには行ったことがないため事実関係に間違いが多いが、日本人を涙させるストーリーである。

写真

黄金のパゴダ ビルマ仏教の旅

樋口英生 大野徹・杉江幸彦

校正出版

1989


ミャンマー憧憬 祈り篤き人々の素顔

加藤 敬 ドウ・キン・イー

平河書房

1995


宗教

ビルマ仏教 〜その実態と修行〜

生野 善応

大蔵出版

1975


ビルマ仏教 〜その歴史と儀礼・信仰〜

池田 正隆

法蔵館

1995


戦争

アラカンの墓標(私のインパール作戦記)

吉村 秀雄

葦書房

1987


イラワジ河河畔会戦

河田槌太郎 著 河原 六蔵、大塚 雅彦 編

朝文社

1995


インパール

高木 俊郎

文芸春秋

1975

従軍記者であった作者が、インパール作戦の真実を描く。

ミャンマー物語(人はなぜ戦争をするのか)

じっこく おさむ

三省堂

1995

詩人でもある作者は、ラングーンで日本語教師として過ごす。その日々と、悲惨な戦場体験を描く。ビルマへのオマージュ。

死線を越えて−私のビルマ戦線体験記−

松尾 末重

近代文藝社

1996


ビルマ戦線の死角(「菊兵団」メークテーラに潰ゆ)

三浦 徳平

葦書房

1992


一兵士の戦争体験 ビルマ戦線生死の境 小田 敦巳 修学社 1998

ビルマ攻略作戦(戦史叢書 5)


朝雲新聞社



ビルマ戦線従軍記 〜中国人記者の見た北緬戦線の証言 大東亜戦争秘録〜

張仁仲、楊逸舟

共栄書房



ビルマ敗戦記

浜田 芳久

図書出版社



経済

ミャンマー(海外ビジネス事情シリ−ズ)

太田 晴雄

総合法令出版

1996


ミャンマー経済入門 〜開放市場への胎動〜

桐生 稔、西沢 信善

日本評論社

1996


ミャンマー・ビジネスガイドブック

鈴木 康二

中央経済社

1995

その他

現代ミャンマーの農村経済―移行経済下の農民と非農民 高橋 昭雄 東京大学出版会 2000

ヒマラヤの東 〜雲南・四川、東南チベット、ミャンマ−北部の山と谷〜

中村 保

山と渓谷社

1996

今だ冒険家の心を沸き立たせるヒマラヤの東。そこにはカカポラジをはじめとするミャンマーの山も含まれる。

黄色い葉の精霊 インドシナ山岳民族誌 ベルナツィーク 著
大林 太良 訳
平凡社 1968 メルグイ(タニンタリ)諸島に住むモーケン(サロン)族を含む、戦前行われた調査。民話が多く採集されている。

ミャンマー情報事典

アジアネットワーク編

ゑゐ文社 星雲社

1997

あいうえお順に、ミャンマー関係の語句の解説。

ナガ関連 秘境ナガ高地探検記 日本人の源流を訪ねて 森田 勇造 東京新聞出版局 1984 1979年にインドのナガランド州を訪れた記録。日本語で書かれたナガの記録として貴重。
入門ナガランド 多良 俊照 社会評論社 1998 ナガについての概説。政治的な部分の記述が多い。
The Nagas
Hill Peoples of Northeast India
Julian Jacobs Thames and Hudson 1999 別名『赤本』とも呼ばれ、ナガファンの間ではバイブルのような存在。説明も詳しく、戦前の写真が非常に豊富。また、布や装身具、工芸品の写真も多い。
The Hidden World of the Naga Aglaja Stirn & Peter van Ham Prestel 2004 ナガについの新しい本。インド側だけでなく、ミャンマー側の新しいナガの情報および写真をたくさん含む。私が撮影したミャンマー側のナガの写真を十数枚提供している。
The Seven Sisters of India Aglaja Stirn & Peter van Ham Prestel 2000 インド北西部7州の写真を中心にした本。ナガランド州も含まれる。最近のナガの写真として貴重。
語学 はじめてのミャンマー語CD BOOK チェリーマーラートゥィン 明日香出版社 2004 私が以前通っていたチェリー教室のチェリー先生が執筆したミャンマー語入門の本です。チェリー先生の吹き込みによるCD付き。
ミャンマー文字レッスン 日本ミャンマー・カルチャーセンター 国際語学社 2004 日本ミャンマー・カルチャーセンターで編集された本。
エクスプレス ビルマ語 加藤 昌彦 白水社 1998 ビルマ語のテキストがいくつか出版されているが、文字まで覚えようと思うと、この本が最も優れている。
日本語ビルマ語辞典 大野 徹 大学書林 1995 本格的な唯一の日本語-ビルマ語辞書。
ビルマ(ミャンマー)語辞典 大野 徹 大学書林 2000 本格的な唯一のビルマ語-日本語辞書。

本を紹介していただいた渡辺弘さん、ありがとうございます

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