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アヨンウー AR YON OO
   
    ■残念ながら閉店しました。
場所
伊勢原(伊勢原駅南口より徒歩3分)

地図
住所
神奈川県伊勢原市桜台1-12-12
電話
0463-96-6067
営業時間
ランチタイム 11:30AM〜14:30PM
ディナータイム 17:30PM〜(不定)
席数
16席
休み
月曜日と木曜日
創業
2001年3月
客層
日本人5割。アメリカ人やスリランカ人等々の外国人が5割。
特徴
神奈川県内で、ミャンマー料理店はここ一軒だけ。ミャンマー料理店にしては(?)明るく、ミャンマーの様々な飾り物などを配したインテリアで清潔感あるおしゃれな店。これは、ピアノの先生をしているというママさん(日本人、店主の奥様)のセンスかもしれない。同時に、店主が自ら作る料理も洗練されたセンスの良さを感じさせる味だ。「ミャンマーの家庭料理」が売りで、現地料理をアレンジしたオリジナル料理も多い。日替りランチ(680円)あり。


今日のアトウ

■ しょうがサラダ 480円
根生姜に下味(塩・酢・砂糖)をつけたのち刻んだものと、ミャンマーのサラダ(アトゥ)には定番ともいえる玉ねぎ、キャベツ、ピーナッツを、これまた定番の魚醤や大豆の粉で和えたものの上に黒ゴマが振りかけてある、何とも健康的な一品。言うまでもなく、生姜がアクセントとなって、夏にはピッタリの爽やかな味でした。


アヨンウーの自慢料理

■ イカサラダ 680円
「こちらの自慢料理は?」と店主に訊いたところ、「サラダ(アトゥ)」との答え。で、今回は参加者が8人と多いこともあり、アトゥが2種になりました。メニューを見ると、ミャンマー料理には珍しいイカを使った料理が目につく。なるべく今まで取材したことのない料理を、ということで、このイカサラダを注文しました。ゆでたイカのほかにはキャベツや玉ねぎ、生にんにく、唐辛子を、たっぷりの「特製ソ―ス」(店主談)で和えてある。このソース、ほんのり甘いが、ベースはチリソースかも。味わうほどに段々と辛くなります。

■ サムサ 480円
元来インド料理のこのサムサ、「ミャンマーでは喫茶店メニュー。でも現地のより大ぶりだな」とは、今回の主催者である浅野先生。中身にカレー味がついていて、チリソースのタレで食べる。これがやたらに辛〜い!。「慣れていない感じのお客様にはスィートチリも混ぜるんですが。皆さん、ビルマ語講座のお仲間だと伺いましたので」とママさん。そうなんだ〜、光栄です。(笑)

■ ユザナチャーハン 580円
これぞオリジナル料理!。有名なラペットウ(お茶の葉の和え物)のラペッ、つまり発酵させた茶葉を使ったチャーハンでした。こんな料理は現地でも見たことがない、というのがミャンマー通(笑)の皆の感想。インディカ米や白ゴマの歯応え、微かに匂うラペッとニンニク、インゲンの緑が目にも鮮やかで、これは確実にクセになります。その上、8人に4皿しか頼んでいないのに、チャーハンに添えられるインド豆のスープを、4つもサービスして頂いたのには皆、感激しました。が、「ユザナ」の名前の由来を訊きそびれたのが残念!。また食べに行くしかないな、と思う次第です。

■ ミャンマーヌードル 380円
魚味か、ココナツ味かを選ぶ。「きっと魚味はモヒンガー、ココナツ味はオゥンノカゥスエでしょう」と知ったかぶりで、「じゃ、魚味を」と注文しました。出てきた麺を見て、まずはビックリ。メニューに「くりくりめん」と但し書きがあった通り、ワンタンの皮状の麺がクリッと巻いている。予想に反して、生姜とレモングラスの香りが際立っていてモヒンガーとはかなり違う味でもある。いろいろ質問したいと思ったところが、このあたりになって店は大繁盛の趣き。外には席の空くのを待つ二人連れも居るほどで……諦めました。

*ありゃりゃ、、、間違って写真を消してしまった!!
ということで、写真がありません。


おまけ(デザート)

■ キャッサバ 400円
キャッサバ芋とバターだけで作った焼きたてアツアツのケーキに、ココナツミルクがかけてあって、美味しかった〜!。実はこのキャッサバに限らず、この店のデザートは(も)押し並べて美味しい。というのも、このほかに注文したココナツゼリー、タマリンドジュース、ココナツジュースは写真に撮る間もなく皆で回し飲み(味見し合い?)してしまったからでした。笑、えませんよねえ。

店のことなど

店の前に立つと先ず目を引くのが、二重の傘2本。これは後で聞いたところによると、ミャンマーの傘が大きすぎて飛行機に載らなかったために、仕方なくベトナムのものを飾っているのだとか。それはともかく、とってもステキ!と思いつつドアを開けると、店内もまたおしゃれな雰囲気なのです。椅子カバーは黄色地のアジア木綿で揃えられ、壁にはミャンマーの木彫刻やタペストリー、バガンの漆絵やシャンバック等々が、彩りも様々に配されているのに、それがうるさくは感じられない。おまけにパゴダや蓮の花の絵まで描いてある。いわば壁画です。でも何にも増して好感を持ったのが、店内の隅々まで清潔感に溢れていること。そのせいもあるのか、そのとき私たち以外のお客は若い女性がほとんどでした。伊勢原という、決して都会でもなく、加えて繁華街でもない場所にあるこの店をどうやって知ったのか、尋ねてみたい衝動にかられましたが、近くには東海大もあるので、学生の口コミによるもの大、なのかもしれません。

さて、店主のティン・テッさんはバゴー郊外の出身で37歳。ヤンゴン外語大でも学んだとかで、やはり3年間同大学に留学した浅野先生とは共通の恩師、知人も多く、話に花が咲いたようです。4年前に日本に来て、1年ほど前に奥様である久美さんと共にこの店をオープン。以前、久美さんのピアノ教室が開いたパーティーでティン・テッさんが料理を作ったことがなれそめとか。客商売にしては素人っぽい応対が魅力の奥様と、洗練された料理の腕で厨房を預かるご主人との、夫唱婦随の連係プレーが末永く続きますようにと、なぜか柄にもなく(?)祈りたい気分になりました。


雑感

●今回は桜美林のビルマ語講座の浅野先生が呼びかけられ、そのクラス仲間6人と岡さん(ビルマの戦没者のために仏像を彫っておられる)の総勢8人が小田急線伊勢原駅に集合、全員が初めてというこの店に向かいました。思いの外おしゃれな店の雰囲気に私もウキウキ気分で席についた、その直後、上條さんから「ウ・モスが今回の取材をよろしくとのことです」と言い渡されたのです。「えー?今回はただ食べて楽しむつもりだったのに〜〜」なんて泣いたところで後の祭(?)。で、久しぶりの取材に初めは緊張していたのですが、料理の美味しさについ気が緩んだこともあってか、質問するのを忘れたことが数件……これが本当の、後の祭(泣)。まぁそれはともかく、ティン・テッさんと奥様の、お客さんに対するせいいっぱいの歓迎ぶりが新鮮に映りましたし、また行ってみたいなと思わせる店でもありました。お二方にはお忙しい中、質問にも快く応じていただき有難うございました。
(邯鄲虫)

●在日ミャンマー人が多く住む都内でも、なかなか経営が難しいミャンマー料理店が伊勢原にあるということで行ってきました。こんな田舎で(伊勢原の人すみません)マイナーなミャンマー料理店をはたしてやっていけるのだろうか? きっとはやりのエスニック料理と銘打っていろんな国の料理を出しているのだろうと想像しながら入ってメニューを見てみるとなんとミャンマー料理一色。ここはまぎれもない本格的ミャンマー家庭料理専門店でした。といって、客層は圧倒的に日本人が多いようで入りやすく、メニューも日本人に解りやすい料理名が付けてありました。そんな工夫もあってか私たちの食事中ずっと店内はいっぱいでとても繁盛していました。料理はもちろんモヒンガーや煮込みカレーといったオーソドックスなミャンマー料理から、この店でしか食べられないオリジナル料理までけっこう豊富で、とくにラペッを混ぜた「ユザナチャーハン」は参加者全員これはいける!とうなっていました。都内からはちょっと遠いけれど、一度食してみる価値ありです。これからも新たな創作料理に挑戦していきたいとのこと。今度訪れるときはどんな料理が加わっているか楽しみです。
(こくあん)

取材日時 2002年7月20日(土)晴れ 17:30〜
飲食代 8人で13030円
(お店からのおまけあり)
参加者 邯鄲虫(文)
こくあん(撮影)
浅野先生
生徒のみなさん


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