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センチュリー CENTURY Restaurant & Karaoke |
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*2004年、センチュリーは閉店しました。 |
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場所 |
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高田馬場(JR山手線、地下鉄東西線高田馬場駅より8分)(新目白通り沿い)
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住所 |
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豊島区高田3-29-7 第2京やビル地下1F
(前に紹介したピューと同じビルに入っている) |
電話 |
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03-5951-2622 |
営業時間 |
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5:00PM〜5:00AM |
席数 |
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25席 |
休み |
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年中無休 |
創業 |
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3年くらい前 |
客層 |
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2/3がミャンマー人、1/3が日本人 |
特徴 |
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「料理がおいしいカラオケレストラン」とミニコミ誌バダウに紹介されていた店。金土日と平日は夜12時前後からカラオケで大変盛り上がるようだが、早めの時間にお店の人とおしゃべりしながら料理を楽しむのもマル。無邪気で愛嬌のある、ホール担当のマ・ポポは、台湾から来日3ヶ月目なので、まだ日本語がカタコト。よって、自然とビルマ語会話の練習にもなった初めての店といえるかも(^-^)。
注)この日、猛暑続きのまっただ中にて、マ・サベーはかなりバテテおり、食欲もありませんでした。そんなわけで、注意力が散漫で、今日の取材・コメントはわれながら甘い! お店の皆さん、ごめんなさい。またの機会に再訪して追記したいと思います。 |
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今日のアトウ
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■ ウェッアソウントウッ(豚の内蔵のサラダ)700円
豚の耳、タン、心臓ほか、豚の内蔵をスパイシーに和えたアトウ。臭みがあるかな…と思ったけれど、香菜ほか香りのあるハーブ系の草とピリ辛のスパイスでうまく調和されて、歯ごたえのよい豚の内臓がひきたつ味付けだった。美味!
■ ヨウンブデーディトウッ(おくらのサラダ)800円
オクラ、干しエビ、玉ねぎなどをまったりと和え込んださわやかで夏らしいアトウ。干しエビの魚くささがちょっと気になるけれど、ねっとりしたおくらの食感が全体に混ざり込んで、おくら好きには見逃せない一品。おくらは和風のさっぱりした酢醤油味もいいけれど、このような味付けで食べると、ああ、おくらは南国の食べ物だったんだ…ということを思い出す。そーいえば、私の祖母の弟(百姓)が戦中フィリピンに駐屯していたときにおくらに出会い、日本に持ち込んだのは自分だと言っていたのを思いだした。ほんとかなあ?
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センチュリーの自慢料理
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■ チェーオーシーチェッ(豚五目ビーフン)950円
チンゲン菜、豚肉団子、豚舌などを具にしたビルマ風中華麺チェーオーは、現地であっさりしたものが食べたくなったときによく食べる料理のひとつ。現地では専門店で食べさせる、日本で言う「ラーメン」的な料理のような気もするが(違うかなあ?)、日本にはもちろん専門店はない。そのなかで、この店センチュリーのチェーオーは評判とか。この日はスープのないチェーオーシーチェッというのを食べてみたのだけれど(初体験)、チェーオーは定番の汁そばタイプ以外にもいろいろな種類がある模様。日本のラーメンにいろいろ種類があるようなものか? チェーオーシーチェッのお味は…う〜ん。私はスープ入りの方が好きだ。
■ チェッマサラ(鶏カレー)750円
お店の方のオススメというわけではなかったが、邯鄲虫さんのリクエストで注文。チェッターヒンとの違いはよくわかりません(多分同じものでしょう)。ダンバウご飯と合わせて食べた。ビルマ料理の基本中の基本のカレーだ。鶏肉にスパイスの味がよくしみ渡るように柔らか〜く煮込まれていて、ルー部分にボリュームをおく日本やインドのカレーとはまったく違う味わいがある。
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店のことなど
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この日、マネージャー(店長)のロミさんに会えなかったので、店ができたいきさつなどはよくわからなかった。厨房担当のターイールィンさん(左)はビルマ族、1985年頃にも日本の車の仕事で来日したことがあるが、今回は来日4年目で、センチュリーに来て1年。料理はおばあちゃん仕込みだそうだ。ホールのマ・ポポ(右)は中国系、台湾に14年滞在したが仕事がないため、3ヶ月前に来日。最近中井から高田馬場に移転してきた『トップ』のマスターの紹介でこの店に来たそう。とっても無邪気に、料理の写真ごとに「ちょっと待って!」と走ってきて花を添えてくれたり、ナチュラルな愛嬌いっぱいで、楽しいひとときを過ごさせてくれた。ビルマ人が集まるカラオケ時間帯はかなりの賑わいだそうなので、怖いもの見たさ(?)でちょっとのぞいて見たい気がする。
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雑感
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●カラオケが始まる前のアットホームな時間帯におじゃました。食堂風の店内で、常連らしきビルマ人が料理を食べていて、誰かと思えば東京の老舗ビルマ料理店「トップ」のマスター。東京のビルマ料理店は、このような気軽な行き来がある点がおもしろい。そのうちビルマ語を話す怪しい日本人のおじさまも登場。あっという間に店にいる人たち全員が入り混じっておしゃべりしたり、また離れたり、カラオケが始まったり、この不思議なミャンマー空間が、何となく肩の力を抜かせてくれるんだなあ。
(マ・サベー)
●前回のノンインレーをあえて「シャン」料理店と位置づけるなら、私には今回が日本での「ミャンマー」料理店、初体験でした。料理体験なら、在日十年になる友人の手料理を何度か。中でも彼女のチェッターヒンが絶品だったとの記憶から、今回注文してみました。「あぁこれですよ!おいしー!!」とガツガツ頬張っていたら、ウ・モスさんがビルマ語で「食いしん坊だなぁ」(と言ったそうな)。でもこれって、店に居る全員が理解しているのに私一人がチンプンカンプンなのはやっぱり切ない。食べるだけじゃなく、勉強も頑張らないといけませんね。
(邯鄲虫)
●このコーナーが始まったのは、「ミャンマーレストランでビルマ語の勉強を」がそもそものきっかけ。しかし、レストランの人たちはみんな日本語が達者なので、だんだんと日本語ばかりになっていました。でも、ここセンチュリーでやっと当初の目的を果たせました。フロア担当のマ・ポポが来日して間もないのであまり日本語を話せないのです。おかげでひさしぶりにビルマ語を話したという気になりました。相手が女性だったからだという外野の声もありますが・・・。ビルマ語を話したい男性諸氏はぜひどうぞ。あっ、いや女性も。
(ウ・モス)
取材日時 |
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2001年7月24日(火)晴れ&猛暑17:00〜 |
飲食代 |
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3人で5500円
あまりの暑さに、ビールは頼まなかったものの、
ジュースを飲んだ値段です |
参加者 |
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マ・サベー(文)
邯鄲虫
ウ・モス(撮影) |
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