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ゆでたじゃがいもをアトゥの材料に仕立てたものを食べたのは初めて。ポテトサラダ風ながら、マヨネーズを使っていないのでヘルシーで、マイルドな美味しさ。チキンや春雨の取り合わせもよく、ビルマ料理ならではの砕いたピーナツ、豆の粉、海老の粉がきいていて、オイシイ! ■ 緑野菜のサラダ¥700 さやいんげん、ブロッコリー、キャベツ、水菜、玉ネギを、ナッツをふんだんに使ってあえたアトゥ。女性に人気というのがよくわかる。野菜がたっぷり摂れるし、材料にナッツがよく合って、実にいい味。そういえばさやいんげんも、他の店のアトゥでは食べたことがないなあ。私はかなり気に入った。
■ チキンとアボカドのチャパティロール¥700 ■ チキン・ココマトカレー¥700 ■ ひき肉とひよこ豆のカレー¥700 ■ グリルマリネチキンとピーナツソースヌードル¥1200
■カツオのカナッペ(お店からのサービス) ■ オンノカウスェ¥950 ■ トーフジョー¥500
中国を始めとして、アジアでよく飲まれている仙草密や、ライチ、烏龍茶といったソフトドリンクが250円。ビールも各種そろっている。
■サヌィンマキンとアイスクリーム 各¥300
ヤンゴン出身のMoe Ko Koさんと日本人の佐野貴美代さんが経営するお店。お二人は夫婦ではなく友人同士で、それぞれに家庭を持っている。以前働いていたニューヨークスタイルのフレンチレストランで知り合い、一緒にお店を出すことに。ここでエピソードがひとつ。佐野さんはノストラダムスが「恐怖の大王が降ってくる」と予言した1999年7月に自分は死ぬんだ、と思っていたのだそう。お母さまは若くして亡くなられたのだが、その時の年齢と99年での自分の年齢は正に同じ。絶対母親より長くは生きられないんだ‥と。だがそれ以降、何かわからない他の力が働きいろんなことが2001年3月に向かって動き始め、店のオープンに至ったという。 「びるまの竪琴」という名前は、日本人に覚えてもらいやすいようにと佐野さんが付けたもの。ひらがなの「びるま」はこだわりで、やわらかいのんびりした感じにしたかったからだとか。店内はビルマのタペストリーや絵がほどよく丁寧に飾られ木のテーブルとイスが置かれ、温かみのある落ち着いた雰囲気になっている。表には本物の”ビルマの竪琴”がディスプレーされ皆を迎えてくれる。
●料理のオリジナリティが高く、ビルマ料理店にしては丁寧に味付けされている。ゆでた鶏肉、ゆでじゃがいも、いんげんがいろいろなメニューに活用されているのに感心。私は料理が苦手なのだけど、その組み合わせのうまさに、ちょっと料理してみたくなった(^o^)。盛りもよく、その割に値段も高くないので、満足度が高い。オーナーの1人が日本人女性であるせいか、内装のセンスがよく、トイレもきれいなので、日本人初心者を連れくてるにはイチオシ。ミャンマーの印象がよくなること間違いない。また、ちょっとカッコイイ、シェフKOKOさんは、これまで出会ったビルマ人男性の中では、媚びない、頑固(自分の追及するものに対して)、一本気、という印象の強い人だった。ただし、いかにもビルマ料理、というのを期待する人には、ちょっと物足りないかも。 ●元気で明るくハキハキとした姐御肌の佐野さんと、一見寡黙そうだが質問に対してもいろいろ熱く語ってくれた職人気質のココさん。お二人ともマイペースなんだけど、何か「勢い」を感じました。料理はどれも本当においしかった!のですが・・・ 心構えもないままいきなり取材を言い渡され、ゆっくり味わうどころではありませんでした(泣)。また改めて伺いたいと思います。 ●「恵比寿」と「ミャンマー料理」との見慣れぬ組み合わせに?、首を傾げながら出かけたのですが、店に入って納得。代官山―恵比寿―広尾の流れの中にあるお店でした。メニューの文字はミャンマー料理を意味していても、出てくるものはミャンマー人が腕を振るった創作料理。いわゆる”高感度人間”を狙った店作りです。実際に居合わせた客層はどんぴしゃ。ビルマビルマしてたのは我々取材団だけでした。ラーメンとカレーは日本人の国民食になりました。ミャンマー料理も日本人の健康食の座を目指して、がんばってくださいネ。 ●ドアを開けると木の温もりが暖かく落ち着いた雰囲気で、肩肘張らずに入れるお店です。この店の看板は気さくなお二人となんといっても味! 料理を食べ進むにしたがって、場所がら日本人向けの味付けにしているのかなと思いました。でもシェフのココさん曰く「私はビルマ人、日本人向けの味付けなんて出来ません。ただ自分がおいしいと思えるものを出してるだけです・・」と。素材を生かして、新しい料理に挑戦しておいしい料理に仕立てて提供してくれます。そうか日本人好みとか何人好みではなくて、旨いものは旨い!旨いから私好みだったんだ!それにしてもあれだけ食べて飲み物も含めて一人2000円を切るとは、ありがたいお店です。 ●コックのMoe Ko Koさん、ビルマ族でヤンゴン生まれのヤンゴン育ち。子供の頃お母さんに料理を教わったとう。ビルマ族の男では珍しい。一人でも生きていけるようにとの母の教育という。それに、凝り性でもある。本格的に料理をはじめたのは日本に来てからだが、元々の料理の素養と日本での経験と凝り性が合体して、他にないミャンマー料理となっている。いや、ミャンマー料理というよりもMoe Ko Koオリジナル料理といったほうがいい。こういった料理を作る人が増えると、ミャンマー料理自体もっと幅広くなる。どんどん新しいことにチャレンジしてほしい。
*今回の文章は、マ・ザベーとマ・サンダーの二人でまとめました。 |
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