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ランデブー Rendezvous Cafe
   
■2005年4月に閉店になりました。いつもミャンマー人がたくさんいる庶民的な雰囲気の店だったので残念です。
場所
高田馬場(JR山手線、地下鉄東西線高田馬場駅より1分)

地図
住所
新宿区高田馬場2-18-6 柳屋ビルB1 (005)
電話
03-5285-0128
営業時間
1:00PM〜11:30PM (お客さんがいればビルが閉まる12:30頃まで延長)
席数
18席(詰めて座れば25席)
休み
第1・3 水曜
創業
2001年8月24日
客層
ビルマ人6割・日本人4割(時々他のアジア人や西洋人も来店する)
特徴
看板には、ビルマ語でソンジーヤ、カタカナでランデブー、英(仏)語でRendezvous Cafeと書いてある。東南アジア料理の店で、ビルマ・タイ・ベトナム・マレーシアなど多彩な料理を楽しめる。店のご主人は独立前、芸能人も数多く訪れる渋谷のモンスーンカフェで1年程コックをしていた為、メニューの殆どがランデブーに引き継がれている。「味も全く同じで、値段はウチの方が安いよ!」との貴重な情報も頂いた。並ばずに食べられるのも有難い。更に、壁に貼ってある様々なビルマ料理や、裏メニューもある。前の店が居酒屋であったと一目で分かる内装だが、1ヶ月かけて自分達で改装し、ビルマのタペストリーなどが飾ってある。また、多くのビルマ料理店にあるカラオケは無く、バックミュージックが洋楽であるのも特徴。

手作り看板

今日のアトウ

■ ベトナム風いかサラダ 800円
「あっ このサラダ、ビルマ風だ。きな粉の味がする!」とウー・モスの第一声。ビルマのアトウには魚醤などの他に大抵きな粉やピーナツが入っているからである。 いか・レタス・きゅうり・たけのこ・玉ねぎ・ピーナツを和えてあり、とても美味しい。どう考えてもビルマ風だと口々に言うのは我々がベトナム料理をよく知らないからなのか...。

■ マレーシアチキンサラダ 700円
サラダの上の蒸し鶏に東南アジアでよく使われているチリソースがかかっている。ネギ・揚げ玉ねぎ・ピーナツのトッピングが良く合う。ピリッと辛く食がすすむ。

ランデブーの自慢料理

■ 豚大腸炒め 700円
この店のお勧め料理だと言われオーダーした一品。豚を使ったメニューの多さからしても豚料理が看板なのか。味はコクがあり、どちらかといえば中華風なので尋ねてみると、「ミャンマー料理では豚の大腸は炒めないでサラダにする。これは自分で考えた料理。」との答えが返ってきた。独自のメニューもあるとは侮れないっ!

■ ミャンマー風焼き飯 900円
メニューには書いていないが作ってもらったタミンジョー。具は茹でた豆・玉ねぎ・中華ソーセージ・卵。魚醤・しょうゆ・酒・ニンニク・とうがらし・塩・こしょうで味つけしてある。素朴で懐かしい味がした。そういえばビルマでは朝食によく食べたなぁ。

■ タイ風ライスヌードルとシーフード炒め 900円
平べったい米麺を、いか・海老・ふくろだけ・キャベツ・ねぎ・もやしの具と炒めたもの。辛めで美味しい!しかし辛いだけの味付けでは無いので尋ねてみると、レモン汁・ナンプラー・チリソースなどで味をつけてあるそう。特筆すべきはかくし味...なんと、粉末の昆布茶を少し混ぜてあるというではあ〜りませんかっ!モンスーンカフェの料理は日本人の口に合うようにアレンジされており、ここではその味を完全に引き継いでいるのだそう。


おまけ

■ バヤジョ 500円 おまけ
つぶしたインド豆に味付けをして揚げたもの。ビルマではインド系の人たちが道端で揚げて売っているおやつ。ニンニク入りチリソースをつけて食べる。「ビールのつまみにいいね〜」とMiyakoさん。帰りにビル向かいのビルマ雑貨店でミャンマービールを買って帰ったのはこのせい?!

手がランデブー??

■ タピオカとあずきのココナツミルク 450円
東南アジアでよく食されているデザート。うだるような暑さの中で、砕いた氷を入れて食べるとたまらない。上に載ったあずきがココナツミルクととてもよくあう。

■ ココナツプリン 450円
残念ながらメニューに載っているデザートの多くは現在出していないそうだが、逆にメニューに載っていないデザートがこれ。濃厚なココナツ風味のプリンにさっぱりとしたヨーグルトがかかっており病み付きになる味。何のデザートがあるか、まず聞いてみると良いようだ。大当たりするかも!

■ ドリンク
タマリンド、マンゴー、ライチ、グァバなど南国のソフトドリンクが各250円。もちろんビールや洋酒も揃っている。


店のことなど

ご主人のHla Moe(フラ モー)さんと、奥さんのAye Aye(エー エー)さんが経営している。中国人とビルマ族の血をひくHla Moeさんは、ヤンゴンでおじいさんの経営するスリッパ工場で働いた後89年に来日。一方ビルマ族とヤカイン族の血をひくAye Ayeさんはヤンゴンの南オカラッパで学校の先生をした後、95年に来日。アルバイト先の「北の家族」で知り合い、1996年4月に結婚したそう。1人娘のMoe Moe Mi(モーモーミ)ちゃんが、お店の内外を元気に走り回っているのが微笑ましい。日本の幼稚園に通っている為、両親がビルマ語で話しかけ、日本語で答える姿は、多くの在日ビルマ人家庭で見られるとのこと。
Hla Moeさんは、ヤンゴンにいる時は、家の料理を手伝っていた程度だが、来日後12年間様々な店でコックをして料理を覚えたそう。
店名のソンジーヤとは待ち合わせ場所という意味で、Aye Ayeさんのお父さんがつけてくれた素晴らしい名だ。日本人にも分かりやすい様にランデブーという訳もつけてある。訪れた時、我々以外は全てビルマ人のお客さんで盛況だった。「将来はもっと大きな店にしてメニューを増やし、従業員も雇いたいが、とりあえず今は2人で頑張る」とのこと。より多くの人々の待ち合わせ場所となる様、応援してます!

ご主人のHla Moeさんと、奥さんのAye Ayeさん
看板娘のモーモーミちゃん


今回の出席者。ランデブーよろしく、女2人男2人です。ん?人数が足りない?私はいつも撮影担当です。


雑感

●ココナツプリンが美味しかった!他の料理も全て美味しかったのですが、何と言っても娘さんのMoe Moe Miちゃんが可愛かった〜!大きくなったら看板娘としてお店を切り盛りするのでしょうか。とても素敵な家族ですので、是非会いに行ってみてください。
(マ・スースーティン)

●会社帰りにちょっと一杯、というおじ様達が間違えて入ってしまいそうな居酒屋風の店構え。だけど、名前は「ランデブー」(ちなみに意味は逃避行ではありません)。そしてメニューはモンスーンカフェ仕込み。ミャンマー料理店って本当に、面白いですね! お料理とはちぐはくな感じがした内装も、ご夫婦やお友達の手作りと聞いて納得。なんともいえない家庭的な雰囲気を醸しだしていました。居心地の良さからか沢山のミャンマー人が「ランデブー」していました。(使い方はこれで良いのでしょうか・・) 日本の専門学校でジュエリーを学ぶ素敵なレディにも会うことが出来ました。お料理の方は・・全部美味しかった!(スイマセン、詳細は皆様にお任せいたします)モンスーンカフェには一度は行って見たい、でも代官山ってお洒落っぽくてイヤ・・ そんな人が楽しく「ランデブー」出来るお店です。(しつこいっ!)
(Miyako)

●ランデヴー、名前からするとちょっとお洒落なお店かと思いきや。店の前に立って、ここって焼鳥屋さん?という門構え。話を聞くと開店費用節約のため、内装や看板は手作りということ。気取らなくてアットホームな雰囲気のお店です。ご主人のHla Moeさんは一見愛想が無いけれどウ・モスがビルマ語で話しかけるとちらっと笑顔を浮かべるシャイな料理人という感じでした。味へのこだわりは相当なもので一工夫も二工夫もされてこくのある味わい深い料理に仕上げられていました。中でも豚の大腸炒めは中華の味付けに近いけれど。なかなか旨い逸品でした。美味しい料理が食べられて、カラオケで話が出来ないといったこともなく気持ちよく店を出ることが出来ました。
(こくあん)

●ご主人が以前働いていたというモンスーンカフェをWEBで調べてみたら、麻布、代官山、青山、アジアン・リゾートなどという単語が・・・おおおお頭がくらくらしてきました。私の知らないアジアだあああ。でも安心してください。ランデブーがあるのは、最近ビルマ化しつつある高田馬場。気軽に入れるアジアの食堂です。店内は居酒屋風ですが、夫婦で手作り内装をしたとのこと。そういえば、床シートの端のカットがゆがんで浮いていたりと、微妙なところでアジアっぽい。明るくて気のきく奥さんと、黙々と調理するご主人。店の中で遊ぶちっちゃな娘。これもアジアです。そうそう、あと2カ月後には、「モンスーンカフェでランデブー」とWEB検索するとこのページが出てくるんでしょうね。そうしたら、連日カップルでいっぱいになっていまうかも?? というような話はさておき、肝心な料理はというと、東南アジアのいろんな味がチャンプール状態で楽しめます。ビルマ料理にもその影響がうかがえました。ドメスティックなミャンマーの味から半歩外へ広がっているというような気がするのです。何となく洗練された味に感じたのはそのせいでしょうか。いずれにしても、ミャンマーレストラン激戦区の高田馬場にまたひとつ注目店の登場です。
(ウ・モス)

取材日時 2001年12月6日(木)晴? 18:00〜
飲食代 4人で6000円ちょっと
参加者 マ・スースーティン(文)
Miyako
こくあん
ウ・モス(撮影)


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