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■ ミェンクァヤゥッとは日本のミツバに似たミャンマー産の草の名前。ここでは日本のミツバとタマネギを、干しエビパウダーやピーナッツ、レモン、唐辛子等で和えている。たっぷりのミツバが香り高い一品。先ずは今日のアトゥを、と選ぶ前に「これが一番人気の料理です」と薦めて頂き、即、注文しました。
■ アメーダーヒン(牛肉カレー) 800円 これが今日の日替わりメニュー。ターメリックやマサラをスパイスとして良く煮込んだ牛肉に、トッピングは香菜のナンナンビン(コリアンダー。またの名をシャンツァイ)。これを白いご飯にかけて、よく混ぜて食べる。……そうです!ミャンマー料理といえば、やっぱり白いご飯にヒンでしょう(失礼。私見です)。ちなみに私たちにはナンナンビンが足りなくて、追加サービスして頂きました。 ■ チェッタウパンアサタンナッギョ(手羽ぎょうざ) 800円
■ ブーディージョー(ひょうたん天ぷら) 800円(おまけ) ■ ファルーダ(デザート) 700円
ガラスのドアを開けて店に入った私たちを優しい笑顔で迎えてくれた女性が、この店のオーナーでありママさんのオゥンマミンさんでした。ご主人(今回は残念ながらお会いできませんでしたが)はミョータンさんといって、在日ビルマ人舞踊団「ミンガラードー」のリーダー的存在であり、ご自身も太鼓奏者です。お二人はマンダレー大学で知り合い、結婚してから今日まで、常に行動を共にしてきました。オゥン・マ・ミンさんが大学卒業後、宝石会社に11年勤めたのち1991年に初来日した時はもちろんのこと、5年後にミャンマーに帰国し、再び3年後の1999年に来日して今日に至るまで、いつもいつもミョータンさんと一緒だったと聞いて、なんて素敵なこと!と思ってしまいました。まあ、羨ましい話は置いておくとして(笑)、この店の料理はママさんと、ミョーさんという男性が担当しています。ミョーさんは夫妻の友人で、ヤンゴン出身。1年前に来日したそうです。で、もう一人、私たちが食事している間ずっと2階と厨房を行ったり来たりしている男性がいました。あれは一体誰だったのか??。店のスタッフでないことは確か、だとするとお客さんが自発的に手伝っていたのでしょうか。そういえば、土・日ともなると昼の開店12時から唄い始めて翌朝閉店の5時まで居続ける(&唄い続ける?)お客さんも多いと聞きました。皆さん毎日めいっぱい働き続けて、ようやくの休日にこの店で憩いの一時を過ごすのでしょう。ママさんの温かく飾らない笑顔を見ていて、それも良く解る気がしました。ちなみに、カラオケは1曲100円。ただし日本語の場合は通信カラオケになるので200円だそうです。
●今回、参加者のうち女性は私一人だけ、という贅沢な立場での取材でした(笑)。その上、いざ清算という段になったら初参加の男性陣がポンと気前良く全員分を払って下さり、これまた贅沢気分を味わいました(ごちそうさまでした!)。さて、ウ・モスによるとこの店で取材も一段落。一応、都内近郊すべてのミャンマー料理店を制覇したとか。でも私が参加してからというもの、当初の目的である「ビルマ語の勉強を兼ねて」というのが全く疎かになってしまい、申し訳ないような、良かったような(これだから進歩しない)。その点、今回の「ホワイトハウス」はビルマ語実地研修に最適な店との印象。食事しながら1階で会話を、2階で歌を……という具合に長居したとしても、ママさんもお客さんも優しく受け入れてくれると確信します。というわけでオゥンマミンさん、その節はどうぞよろしく〜!(あとは“やる気”だけだわ。うーーん……) ●ミャンマー料理店の多くにカラオケが備えられていて、歌声で食事中ほとんど話が出来ないときがある。そのてんここは1階がレストラン、2階がカラオケルームと区別されているので賑やかではあるけれど話が出来ないといったことはなく、ゆっくり料理を楽しむことが出来ました。奥さんが「ミャンマー人は朝から夜遅くまで毎日一所懸命働き、時間のとれたときにこの店に来て羽根を伸ばすのよ」という言葉が印象的でした。ミャンマー人にとって日々の生活の疲れを癒してくれる都会の中のオアシスといったお店でした。 ●今日は、タマリンドのジュース、ライチのジュース、ファルーダ、甘党のワタシには嬉しいラインナップでした。ファルーダ、紛れもなくミャンマー料理です。なんとなれば、オゥンマミンさん、「混ぜれば混ぜるほどおいしくナル」といってスプーンで丁寧に掻き混ぜてくれましたので。女性に給仕をして貰って女性とシェアする。甘美なひとときでした。機会を作ってくださった後藤さん、ありがとう! ●前回が去年の12月ですから、ひさしぶりの取材となりました。2階がカラオケ専用。ミャンマー人はカラオケの好きな人が多いですね。日本人と同じでマイクを握ると離さない人もいますし。今回も、私たちが店にいるときもずっとカラオケがBGMとなっていました。でも、上と下に分かれていますので、そんなにうるさくないです。料理はちょっと日本の味に合わせたかなと思える、マイルドな味。ミャンマー人でも日本人でも違和感なく食べられるでしょう。オゥンマミンさんはミャンマーのやさしいお母さんという雰囲気。いろいろと親切に教えてくれました。あと面白いことに気がつきました。店の前に清めの塩が供えられていたのです。こんなところに日緬の共通点があったとは。
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