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紹介レストラン
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ナガニ NAGANI
*10年間高田馬場で続いたナガニは、2007年2月に閉店しましたが、Cha〜ba〜naという新しい店名で巣鴨にリニューアルオープンしました。
場所
高田馬場(JR山手線、地下鉄東西線高田馬場駅より1分)

地図
住所
新宿区高田馬場2-18-6 柳屋ビルB1F
電話
03-3205-0560
営業時間
11:00AM〜3:00PM(月〜金の平日)
5:00PM〜11:30PM(月〜日、祝)
席数
40席
休み
なし
創業
1997年4月
客層
日本人5割、ビルマ人3割、欧米人2割(ベジタリアンの常連などが多い、英語メニューもあり)
特徴
エスニックな雰囲気、料理の盛りつけのかわいらしさ、人なつっこくてかわいい看板娘による接客、それに味も含めて、日本人が足を運ぶ店だということがよくわかる。金曜夜は20300。現在高田馬場にはミャンマー料理店が多いが、ナガニはそのなかで最初にできた店だそう。


今日のアトウ

■ タミント(野菜たっぷりビルマ風まぜご飯)750円
ご飯が主体だが、そば(焼きそばのそば)、ビーフンを合わせて、刻んだキャベツ、玉ねぎに、基本のきなこ、ニンニク揚げ、唐辛子、生姜、干しエビの粉、レモン汁などを和え込んだ一品。現地のものよりさっぱりしていて薄味でぱくぱく食べられる。ご飯が主食の日本でも、体験したことのないタイプのご飯料理だ。

■ サムサト(野菜ハルマキのインド風カレードレッシング掛けサラダ)630円
揚げたサモサを刻んで、キャベツなどの野菜としっかり混ぜて食べる。ぱりっとしたサモサの皮、それにサモサの具が酸味あるたれとミックスされて野菜にからむ感じが絶妙な取り合わせと感じる。これも、インド料理のサモサだけを知る人には意外性にあふれる味わいの料理。


ナガニの自慢料理

■ アッメーナ880円
ビルマ人客に一番人気の一品と聞いて頼んでみた。ビルマ風シチューといった感じで、半日タマリンドに漬け込んだ牛肉を、玉ねぎやニンニク、各種スパイスといっしょにさらに半日じっくり煮込んであり、とってもいい味を出していた。個人的には今日の料理のなかでは一番気にいった。ソース部分をご飯にかけて食べるととっても美味。

■ ガーチョーナ(揚げ赤魚のトマトソースがけ)750円
赤魚は、現地の魚によく似た味の魚を探して来たとのこと。骨までパリパリ食べられるくらいにかりっと揚げられた赤魚に、ほのかにピリッと辛みのあるトマトソースがよく合って、なかなかイケル。骨ごとパリパリ食べられるのが香ばしくて美味しい。

■ モヒンガ(魚のスープとそうめん)680円
日本人に一番人気とのこと。手のかかるモヒンガは、ミャンマー料理店とはいえ出来合いのスープを使うことが多いようだが、ナガニは全行程手作りだ。お店のテェテェさんによると、イラワジ管区出身のオーナー夫妻のスープの味は、マンダレー方面のように豆中心でもなく、南部のように魚中心でもなく、バランスがちょうどよいのだそうだ。養殖の川魚は臭いのであまり使わず、海の魚も混ぜた何種類かの魚と豆をブレンドして時間をかけて作られたスープは、これまで食べたモヒンガと比べて、ヘルシーでさわやかな味がした。豆のざらざらした味わいが美味しい。「ラーメンとは違うの。スープを残しちゃダメ!」とテェテェさんは、スープを残そうとする客に厳しい。


おまけ

■ バニラアイス・マンゴソースかけ350円&
ビルマ風ヨーグルト(パーム椰子の樹液を煮詰めた黒砂糖をヨーグルトにかけたもの)400円
今日の注文数が多いのは、いつものメンバー(2人)に加えて、ゲストがあったせいです。デザートも美味しかったよ。

今日のゲスト島村さん。祖父母&両親が戦前のビルマで暮らし、本人も将来移住をたくらむ親ビルマ派。しかもビルマ人のように、いつも貧しい私たちにご馳走してくださる太っ腹。島村さん、今日も、ごちそ〜さまでした!


店のことなど

89〜91年にかけて、混乱の祖国を後にした家族6人。ヤンゴンでビルマ料理店を開いていた両親(まん中がお母さん)は、自然と日本でもレストラン経営に乗り出し、現在は家族6人で切り盛りしている。店名の『ナガニ』は直訳すれば『赤い龍』の意味だが、「がんばっていればいつかは救われる」という意味合いの歌詞を持つビルマ独立の歌のタイトル。家族の思いや、12歳でやって来た可愛い末娘テェテェさん(右)の育つ様子など、話題性があるためマスコミ登場回数もかなり多い。家族全員が料理できるが、現在中心となっている次兄(左)が、日本のエスニックレストランで修行したため、味、演出などに他のミャンマー料理店にない工夫が見られる。

こんなおしゃれなラペトゥ、見たの初めて!


雑感

●とにかく末娘のテェテェさんがキュートで可愛くて人なつっこくて魅力的。きっと彼女がいるからやって来るファンも多いはず。ベジタリアンの欧米人にも、材料を変えたりして対応してくれるきめ細やかさは貴重。料理は、私はすごく気に入ったものと、もっと濃いのが食べたい! と思ったものとありました。全体には、ビルマ料理が初めての日本人でも違和感なく楽しめると思います。
(マ・サベー)

●正直に言います。以前はナガニの料理はあまり好きではありませんでした。ところが、去年ひさしぶりに来たら、おいしい!! 今日、その秘密がわかりました。去年から厨房に入っているのは次兄だとのこと。日本のレストランで修行したという彼の味が出ていたのです。そうです、ビルマの味といろんな国の味の融合。もしかして、ナガニの料理はビルマ料理のヌーベルバーグなのかもしれません。日本料理もいろんな国の料理と融合して今の姿になっています。ナガニで新しいビルマ料理が生まれている最中なのだと勝手に思いながら食べいました。
(ウ・モス)

取材日時 2001年6月22日(金)曇り18:00〜
飲食代 3人でお腹いっぱい食べて6058円
参加者 マ・サベー(文)
島村
ウ・モス(撮影)


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